このコラムでもたびたび登場する「不貞(行為)」という言葉。これは、慰謝料請求や離婚調停など、調べていると必ず出てくる覚えておきたいフレーズです。一般的にいう「浮気」や「不倫」という言葉とは、どう違うのでしょうか。


浮気と不倫の違いは?

浮気と不倫の言葉もあまり違いが無いように思えますが、一般的には

  • 「浮気」… 相手が既婚でも未婚でも限らず関係を持った場合に使われる言葉
  • 「不倫」… 二人のいずれか、または双方が既婚者

このように分けて考えられています。



不貞の行為は法律用語

不貞行為というのは、法律用語で、「配偶者としての貞操義務の不履行」を意味しています。

耳慣れない言葉ですが 言い換えると不貞行為とは、婚姻中に配偶者以外の異性とは性交をしてはいけないという義務があって、それを違反している行為ということです。

民法770条に「配偶者に不貞な行為があったとき」には離婚の訴えを提起することができるというように離婚原因を定めています。また、709条 710条では相手からの不法行為によって侵害されている者が賠償する責任があるという旨が書かれています。

つまり民法の法律上では「浮気・不倫をしてはいけない」という書き方がされているのではなく、不貞行為を行った夫、または妻に対して、正当に「離婚」や「慰謝料」の請求をする権利があるということと、不貞行為を行った愛人に対しても慰謝料請求ができることが書いてあります。



    第770条
    夫婦の一方は、以下の場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。

  • 配偶者に不貞な行為があったとき。
  • 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
  • 配偶者の生死が3年以上明らかでないとき。
  • 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
  • その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
  • 裁判所は、前項第1号から第4号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。


第709条

故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。


第710条

他人の身体、自由若しくは名誉を侵害した場合又は他人の財産権を侵害した場合のいずれであるかを問わず、前条の規定により損害賠償の責任を負う者は、財産以外の損害に対しても、その賠償をしなければならない。


【参考】wikipedia「不貞行為」



慰謝料請求の順序と方法

慰謝料請求をするためには以下1~7のような順序で把握しておくとよいでしょう。

  1. 慰謝料請求の条件が揃っているか
  2. 誰に慰謝料請求をするかを決める
  3. 不貞行為の証拠を集める
  4. 不倫相手(愛人)の情報を集める
  5. 適正な慰謝料の請求額を決める
  6. 慰謝料の請求方法を決める
  7. 慰謝料請求する



一見細かいようですが、これがおおまかな流れです。それでは詳しく説明します。

慰謝料請求の条件が揃っているか

慰謝料請求をするためには民法第709条・710条にもあったように以下の2つがあることが条件です。

  • (1)不倫が故意・過失だった
  • (2)不貞行為のせいで、権利を侵害された



パートナーの不倫というと、どのケースでも慰謝料請求ができると思ってしまいそうですが、認められるケースと、認められないケースがありますので注意しましょう。

☓ 認められないケース

  • おもに男性が女性を強姦・脅迫した場合。女性の「自由意思」が認められなかった場合は不貞行為ではありません。
  • 出会い系サイトなどで知り合った場合。お互いの「既婚事実」の素性を知らない状態で関係を持った場合も不貞行為ではありません。
  • 夫婦ともに不倫をしている場合や夫婦仲が破綻した状態で別居していた場合も、慰謝料請求はできません。
  • すでに十分な慰謝料を受け取っている場合も過剰な請求はできません。
  • 時効が経過したとき。(くわしくは「請求には時効がある」をごらんください。)



その他、考えうるケースを紹介します。


➜ しつこく誘われて断れなかった場合

しつこくされても断れなかった、つまり「自由意思」の選択が認められますので不貞行為にあたります。
同じように酔っ払っていて酩酊状態だったときも不貞行為となります。



➜ 風俗店のホステスとの性的関係にあった場合

胸をさわったり、性器を刺激する行為は類似行為となりますが、不貞行為ではありません。枕営業があった場合は、不貞行為にあたります。ただし、それによってホステスが商売として応じたとみなされ、慰謝料を請求することは難しいとされています。



➜ 抱き合っていたりキスをした場合

性的関係がなければ不貞行為にはなりません。
キスやハグ、プラトニックラブなども不貞行為にはあたりませんが、たとえば夫婦関係が破綻されるようなケースとなれば慰謝料請求が生じる可能性はあります。

具体的にいうと、第770条の2にあたる「配偶者から悪意で遺棄されたとき。」このように配偶者が愛人の家に入り浸り生活費を入れない、帰ってこない状態になったり「その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。」とみなされれば夫婦関係の破綻となりますので慰謝料請求が認められます。




誰に慰謝料請求をするかを決める

慰謝料を請求できる相手は次の3つが考えられます。

  • 配偶者のみ
  • 愛人(不倫相手)のみ
  • 配偶者と愛人(不倫相手)

ただし、配偶者と離婚しない場合は、今後の生活費から負担することになってしまいますので「不倫相手だけ」の請求になります。
また、配偶者と愛人(不倫相手)の双方への請求は二重に慰謝料請求できないので、双方を合わせた適正な慰謝料額を共同で責任を負うかたちになります。



不貞行為の証拠を集める

離婚調停や裁判で「不貞の証拠」として認められるのは男女間の性交渉なので、肉体関係が推測できるような証拠のことです。

普段生活をしていてパートナーが愛人(不倫相手)とでかけて食事をしただろうと思われるレシートや、自家用車で見つけたピアスなど女性の気配を感じるものがあるとは思いますが、証拠品としては不十分です。それぞれどのような形の証拠品であれば証拠能力があるのでしょうか。


不倫相手とのメール記録

「おやすみ♡」「あしたも会いたいな」といった日常的な会話のLINEやメールのやりとりでは肉体関係の証拠にはなりません。しかし、「奥さんにばれない?」など、婚姻していたことを不倫相手が知っていることがわかるようなものに加えて「肉体関係があった」と推測できる内容でしたら有利になりやすい証拠ですが、内容によって証拠能力が異なります。

また、配偶者のパソコンやスマホののパスワードを勝手に解除して中身をチェックすることは窃盗罪にあたりますので、証拠集めには注意が必要です。



不倫相手といる写真や動画

二人で手をつないでいたり、抱き合っている写真は不貞の証拠にはなりません。
ラブホテルに出入りしているなどこちらも肉体関係があることがわかるもの。通常のホテルより、ラブホテルに出入りしている写真や動画ですと証拠として有力です。暗い場所でも顔が特定できるように本人たちの顔が特定できる写真や動画を用意しましょう。
また、音声や写真などのデジタルデータは加工がしやすいため信憑性が無いとおもわれますので、テープレコーダーや銀塩写真にして提出するのをおすすめします。

  • ラブホテルに出入りしている写真・動画
  • カーセックスの写真・動画
  • 浮気相手と宿泊におよぶ旅行の写真・動画
  • 浮気相手と同居しているの写真・動画
  • 浮気相手の自宅に宿泊している写真・動画



カーセックスの写真などは確実な浮気の証拠といえますが、スモークがかかった窓であったり窓越しの撮影は反射して通常のデジカメでは撮影は難しいでしょう。



探偵に依頼すれば暗視機材や望遠など、一般的には入手しない専門的な機材を用意できますので、自分で撮影が失敗するかどうかという心配やタイミングを逃すことがありません。また、一般的には探偵社で流れがわかる程度に動画も含めて報告書も作成してくれますのでここはプロにまかせたほうが安心です。

手紙やメモ

不貞行為について記したメモや日記などもあれば写真に撮って銀塩写真に残しておきましょう。また、その写真を破かれたり捨てられたりしないように複写しておくのもおすすめします。

レシート・クレジットカード履歴

デートで食事をした領収書では有力とはいえませんが、肉体関係があったと推測できるラブホテルなどの領収書でしたら証明になりますので残しておくか、写真に残しておきましょう。


録音データ

肉体関係があったと推測できる電話の録音であったり、浮気や不倫を自白した録音も有利になりやすい証拠です。


プロに調査集めを依頼する

浮気調査に強い探偵社なら以下のような証拠を集めることができます。

  • 配偶者と不倫相手が特定できる証拠写真
  • 配偶者と不倫相手が不貞を行ったことが特定できる証拠写真
  • 不倫相手の特定。氏名/所在/勤務先など

探偵社の中には浮気調査以外の専門の探偵社や、安さだけをウリにして調査力が無く、延長料金を稼ぐ探偵社もありますので確実に調査力がある探偵社を選びましょう。
また、調査後に慰謝料請求の交渉などを考えている方は「自分でどうやって交渉をしたらいいか」という相談にのってくれたり、もし、自分では限界だったときにその案件に強い弁護士を紹介してくれたりといった探偵社もあります。以前コラムにもまとめましたのでよろしければごらんください。


複数回の証拠が必要な場合も..

不倫の証拠は物証によっては1回では「不貞行為をした」と認めにくいと考えられる場合があります。証拠はさまざまな形があれば多い方が信憑性がでますし、2~3回ほどの不貞行為があると確実です。必ず配偶者に見つからないように集めましょう。



不倫相手(愛人)の情報を集める

不倫の慰謝料を請求する場合は、不倫相手(愛人)の顔、名前、所在(会社や住所)を把握しておきましょう。
不倫相手(愛人)に示談交渉へ行くときや、書面を送付して慰謝料を請求する際など必要です。
また、不倫相手の支払い能力をあらかじめ知っておくことにもなりますので、勤務先や家族構成を知っておくこともおすすめします。


適正な慰謝料の請求額を決める

不貞行為による慰謝料の相場は50万から300万ほどが目安といわれています。
たとえば、慰謝料を請求後も夫婦関係を継続する場合は50~100万ほどが相場ですが、パートナーの不貞行為が原因で別居に至った場合、は100~200万円、離婚に至る場合は200~300万円と段階的に、その慰謝料額も変わります。

考えかたとしては、婚姻期間や浮気相手の年齢、精神的苦痛などでこの額は増額となりやすいのですが、もし、そもそも家庭が円満ではなかったなど、自分に落ち度があった上で配偶者が不貞行為に至ったとなると、慰謝料は減額される可能性があります。

慰謝料は法外に高すぎる額にしてしまうと支払いに応じないということも考えられます。
そのため、不倫相手の支払い能力に応じた額で適正な額を考えるとよいでしょう。弁護士・行政書士などの専門家に相談することもできます。



慰謝料の請求方法を決める

配偶者が不倫していた場合の慰謝料請求する際、裁判訴訟を起こして解決する人よりも、はじめは当事者で解決することが一般的です。
以下の2つの方法があります。

  • 不倫相手に内容証明郵便の書面を送付する
  • 不倫相手に直接会って示談交渉で慰謝料請求する



内容証明郵便を送付する

ひとつめは不倫相手に内容証明郵便の書面を送付する方法です。
内容証明とは、郵便物の文書の内容を証明する特殊取扱のことです。いつ、いかなる内容の文書を誰から誰あてに差し出されたかということを、差出人が作成した謄本によって日本郵便株式会社が証明する制度です。

内容証明郵便は「相手に送った事実」を証明できます。しかし、ここで注意したいことは、内容証明を受け取った相手に「手紙は受け取っていない」と言われないように提出の際は必ず「配達証明」を付ける必要があります。

書面についてなどは弁護士や行政書士の専門家に相談するといいでしょう。典型的な内容証明の文例がベリーベスト法律事務所のサイトにありましたので「どういうものなのか」参考までにごらんください。

また、書面の書き方についての様式も細かい決まりがあるようですので、「日本郵便株式会社」のサイトをごらんください。
【参照】日本郵便株式会社|内容証明



内相証明郵便は、直接相手に会わずに意図を伝えられる利点はありますが、不倫相手の家(もしくは)会社に届いてしまうことで、より問題が複雑化するおそれがあります。さらに、内容証明郵便を受け取った側に心理的にプレッシャーを与えることもできますが法律上ではそれほど大きな意味があるわけではありませんので、時間を要する上に、慰謝料が満額支払われないケースもあります。

それを踏まえたうえで、直接不倫相手との話し合いで示談交渉をする方法を取る人も多いのです。



示談交渉で慰謝料請求する

2つめの方法は不倫相手に直接会って示談交渉で慰謝料請求する方法です。
不倫相手への慰謝料請求は弁護士にも依頼できますが、ご自身でも示談交渉ならできます。
早くて、一日で解決出来ることうえに、交渉ができれば訴訟を避けられるので大事にならずに済むことがメリットです。

以下のものをあらかじめ用意しておきましょう。

  • 慰謝料通知書
  • 不貞の事実があったこと/慰謝料を請求すること/具体的な金額/今後接触をしないでほしいことをまとめて作成します。証拠資料の添付はしません。相手の氏名と住所を書きます。「内容証明net(行政書士事務所飯田橋総合法務オフィス)」に書き方例がありましたので参考になさってください。また書き方についても不安な方は相談してみるといいでしょう。


    【参考】 内容証明net| 不貞行為に対する慰謝料請求書

  • 示談書(和解書)
  • 慰謝料通知書の段階で、金額などが変更になることがありますので、和解合意書は空白にしておいて話し合った後に書き込めるようにしておきます。あらかじめ2通準備しておいて、決定したら署名・押印をして1通ずつ持ち帰ります。
    サンプルも含め行政書士あいち三河法務事務所のサイトに掲載がありました。ご参考になさってください。こちらの書き方についても相談してみるとよいでしょう。

    【参考】あいち三河法務事務所

  • 黒インクのボールペン
  • 色の消えないもの。書けるかインクを確認しておくといいでしょう。

  • 印鑑・朱肉
  • 示談書に押印できるように、安くて構わないので自分の分と不倫相手の名字の印鑑を用意しておきます。当日印鑑はあげてしまってかまいません。

  • ボイスレコーダー
  • 「脅迫された」「無理やりサインさせられた」というやりとりがないようにボイスレコーダーで録音しておきます。はじめから「録音しておきますね」といって話し合いをすすめるとお互い冷静に話し合えます。



準備ができたら、つづいて示談交渉の流れです。

  1. 不倫相手の特定
  2. 不倫相手に直接会うためにも不倫相手の特定が必須です。
    さらに、あらかじめ慰謝料の示談交渉をする際の「内容確認書」となる示談書を用意しておきます。不倫相手に内容を確認してもらい、示談書にサインをしてもらう流れとなりますので、内容を自分でしっかりと確認しておきましょう。

  3. 直接会いにいく
  4. 不倫相手に会いに行くときは事前にアポイントを取りません。警戒心を抱かれ交渉に応じてくれず失敗に終わりますのでアポイントは取らずに直接会いに行きます。相手の自宅に行ってしまうとあとで逆ギレされたときなど「不法侵入だ」と言われかねませんので、公衆の人の多いところで会います。あらかじめ愛人の帰宅ルートや、よくいくルートなどがわかると心強いでしょう。

  5. 慰謝料の示談交渉に来たと伝えて、示談書の内容を確認してもらう
  6. 不倫相手に会ったら、まずは自分がなぜここに来たのかを伝えましょう。相手は動揺していると思いますので、警戒心で逆なでさせたりしないように。徒歩で行ける距離のファミレスや喫茶店に移動して、交渉をします。あくまでも交渉ということを意識して冷静に。あなた自身がキレてしまっても脅迫のようになって交渉は悪化します。
    また、交渉中は不倫相手にはだれかに電話して相談などさせないようにしましょう。

  7. 通知書(慰謝料請求書)を読んでもらう
  8. ここまでで探偵に依頼した証拠や不貞の証拠といえるものは絶対に見せません。相手がどこまで知られているかわからないという感覚を持ってもらうためです。証拠を使うときは裁判になってからと覚えておきましょう。

  9. 条件がまとまったら和解合意書(示談書)2部押印
  10. 慰謝料通知書の段階で、金額などが変更になることがありますので、和解合意書は空白にしておいて話し合った後に書き込めるようにしておきます。あらかじめ2通準備しておいて、決定したら署名・押印をして1通ずつ持ち帰ります。

  11. 示談書の内容を公証人役場へ
  12. 公証人役場で作成される公正証書にします。
    公正証書は裁判所の命令と同じ強制力があります。離婚協議書だけでは不履行が起こった場合は調停か訴訟を起こすことになりますが、たとえば相手が「払う」と約束したのに支払わない場合や後日否定されることも考えられます。公正証書に起こすことによって最終的に相手の財産の差し押さえをすることができます。行政書士や弁護士に相談して手順を確認するとよいでしょう。



示談交渉がまとまらない時は

示談交渉は準備がしっかりできていて、あまり怖気づいたり脅したりといった要素が無ければわりとスムーズにことが運ぶことが多いです。しかし、場合によっては相手が警戒してしまうことや、時間が経過するほどに不倫の事実を認めようとしなかったりシラを切るときもあります。あまりこちらも長いこと交渉を強要しないことです。交渉に応じないことで「周囲にばらす」や脅迫する脅しの文句はこちらが犯罪となりますので、あまり応じてもらえないようだったら「それでは裁判を行いますので後日通知を送ります」とだけ伝えて立ち去りましょう。

ほか、不倫相手に迷う表現があった場合の対応法をあげましたので参考にしてください。


➜もうすこし時間がほしいといわれた
今はここで話し合うことで示談で済ませようとおもっているので、時間をかけるようであれば内容証明をおくります。と伝えます。
相手も家族にバレないようにしたいと思うので交渉を続けることに応じてくれるでしょう。


➜こんな金額払えない!といわれたら
相手の意向とも向き合ってこちらも常識的な金額を提示しているので下げ過ぎる必要はありませんが、減額することも考えましょう。


➜ほかの質問に関して
通知書を読んでもらうことに徹して、あとは「弁護士に裁判までは見せるな」といわれているといってしまい拒否しましょう。証拠の写真を見せたりしてもいけません。証拠は揃っているのですから堂々としていてください。それでもあまりにも食い下がりまとまらない場合は調停の手続きを考えるほかありません。


請求の時効

不貞による慰謝料が請求できるのは不貞行為の事実と加害者(顔/名前/所在)を知ってから3年で消滅します。また、相手が特定できなくても不貞行為から20年という時効もあるので注意しましょう。

お花見のシーズンも終わり、新しい職場環境も落ち着いてきたこの時期、心配されるのが職場不倫ではないでしょうか。


総合探偵社(株)MRは、現在職場不倫中の未婚女性20歳〜39歳 200名を対象に、職場不倫についてのアンケート調査を実施しました。
その結果「不倫相手が職場のどこにいるのか」という質問に、約半数以上の方が「近くの席」や、「同じフロア」といった視野に入る、意識する範囲のような近い位置で仕事をともにしていることがわかりました。


Q. 職場で不倫相手はどこにいますか?

  • すぐ近くにいる(デスクの向かい、同じパーテーション内 小さな店舗内など) ・・・32.0%
  • 近くにはいないが同じフロアにいる ・・・27.0%
  • 別のフロアにいる ・・・16.5%
  • 別の拠点にいる ・・・24.5%


職場不倫のきっかけとは・・

飲み会・食事会がダントツ..

同じアンケートで、不倫を経験した男女200名に不倫のきっかけを質問したところ「飲み会や食事」「仕事上で仲良くなった」という回答が多く、お酒のチカラをかりて悩み事を打ち明けたり、ささやかな気遣いを見せあって信頼した流れから一線を越えてしまったパターンが多数でした。

    Q. どういったきっかけで不倫が始まりましたか?(回答数200名)

  • 飲み会や食事会など ・・・76名
  • 一緒に仕事しているうちに仲良くなって ・・・44名
  • 仕事の相談 ・・・16名
  • 休日に遊びに行って ・・・10名
  • 一目惚れ・こちらからのアプローチ ・・・5名
  • 結婚前から付き合っていた ・・・4名
  • 社員旅行 ・・・4名
  • その他「なんとなく/理由無し」など ・・・39名



しかし、このアンケート結果で見過ごせないのが20%近くが「なんとなく/理由無し」
なりゆきで関係性をもってしまった人がいるということなんです。


タイミングがあれば..

不倫というと、恋愛を楽しむタイプばかりがハマりやすいように感じてしまいますが、実はそればかりではありません。
一見すると、恋愛に興味の無い自己肯定感の低い人も不倫に陥りやすい性質をもっています。

普段どんなに頑張っても認められず、「わたしなんて」「どうせ」こんな言葉が口癖のひとに「きみはとてもよくがんばってるね、上手だね」と褒めてくれる人の言葉が、ある意味災いとなってしまうこともあるため、不倫の誘いをする男性が初心な女性に褒めることで誘惑する、いわばテクニックのように考えている人がいるほどです。不倫とは「心の隙」のようなものなんですね。

自分を認めてくれる人だから、相手のことも認めてあげたい。不倫を単なる「生涯の多い恋愛」のように勘違いしてしまう人もいます。
相手のことを自分こそが見抜いている。家庭では出会わない職場での苦労を自分こそが知っているような理解しているような状況が「愛情」と錯覚して、不倫の絆を強くします。本当の愛情なら「これはいけないことなんだ」とパートナーが家庭でうまくやれるように手をひくものではないでしょうか。でもそれに気づけるほどまだ“人付き合い”そのものにも慣れていない人も多いようです。



調査概要

探偵社による不倫動向調査
調査方法:事前調査を経てのアンケート回収方式
調査対象:不倫経験のある男女(回答数:100名)
調査対象:職場不倫中の20~39歳 独身女性(回答数:200名)
調査時期:2014年4月/2011年7月


不倫カップルのルールとは?

職場不倫をしている人たちにとってのルールとは「バレないこと」。
相手や自分の夫や妻にバレてはいけないことはもちろんですが、会社の信用にも関わってくるので、会社に関連した人たちにも自分たちの恋愛をほとんど明かしません。多くの不倫カップルがもつ暗黙のルールを紹介します。


送られてきたLINEやメールは即削除

基本的にデート以外の電話はご法度。電話があればその都度着信履歴を削除しますし、メールも削除します。
「おやすみ♡」「会いたいな」なんていうメールが見つかってしまえばパートナーにバレてしまうので、スマホの画面表示は通知設定を切っていることも。さらには着信音を鳴らさないように「ブルブルッ」というマナー音ですら切ります。とにかくスマホを肌身離しません。愛人の名前登録を同性の名前に変えたり、会社名など偽名を使って登録をする人もいます。

心の中はメールが来てるかどうかばかり気になっているので、自宅では上の空ということも。ここまでしているのに、側で見ていればわかりやすい行動です..


いつもできるだけ時間をずらす


愛人と一緒の時間に出勤をしたり退社することはありません。二人でいることがバレればウワサになってしまうからです。
同じ時間の通勤時間だとしても会社から離れた場所で一緒の時間を過ごして、会社や自宅に近づくころにはどちらかがコンビニやお店で時間を潰して行動します。
二人で食事デートする際にも、別々に入店してたまたまそこで出会ったのを装って一緒に食事をしたら、また別々に時間をずらして退店します。日中二人で手を繋いで歩くということはまず無いので、夜の人気のないような場所のデートや、ホテルなどの室内、または出張を装って誰も知らない場所に不倫旅行にでかけてしまう人も多いのです。

テラス席には座らない


こちらも食事デートに関することですが、不倫カップルは窓側の席やテラス席には座りません。公然と二人でいるのを見せつけているのと変わらないからです。外側から見えないような中の方の席に座ることが多いでしょう。会うのは会社からも家からも離れた場所。どちらかが一人暮しであれば家の中で過ごすことも増えます。


写真に思い出を残さない

平均的なデートの回数は月1〜2回。会う時間3~5時間と比較的短い彼らのデート。その日に見た映画のチケットも領収書も思い出として保存したいと思うものですが、削除する人がほとんどです。楽しい時間を通常のカップルのように写真で残しても帰宅までに削除します。パスワードのようにロックをかけてパソコンに保存しているひともいて、ときどきパソコンから浮気の証拠がみつかったというケースもあります。


離婚や結婚の話しは持ち出さない

配偶者のいる相手に離婚を迫るのは必然的にタブー。不倫をする人にとって「いま離婚協議中なんだよね」というのは、どうやら誘惑をするための常套句のようですが、実際は離婚協議などしていないので、真に受けると泥沼になりかねないということがあるようです。


バレてないと思っているのは本人たちだけ


跡形も残さないように「バレない」ように付き合っているようですが、その努力も虚しく同じ会社内で勤務している社員の中には気づいている人も多いそうです。バレやすい行動をする人はいうまでもありませんが、隠しているカップルでも妙なところで二人が喧嘩をはじめたり、時間をずらした行動も違和感があったりと勘の良い人にはわかりやすい行動に見えるそうです。

そんな不倫カップルに気づいた同僚の方としては、当人同士が仲良くやっているなら別にいいんじゃない?と回答がある一方、実は傍から見ていて「気まずい」、「生生しいからやめてほしい」という声もあるようです。


周囲のホンネ「結構きまずい」。会社は不倫カップルを解雇できる?


企業によっては、信用部分にも値するものです。不倫をしているカップルを会社として解雇をすることはできるのでしょうか。
実は不倫行為も職務に関わりのない関係であれば私生活の素行不良でしかないために会社に与える影響が小さく、解雇などの重い懲戒処分が難しいようです。

  • 不倫関係の相手が自社・取引先の従業員や顧客だった
  • 不倫にかかる行為が勤務時間中や出張業務中に行われた
  • 不倫にかかる行為が自社施設や取引先、顧客の自宅や出張先の宿泊施設で行われた
  • 会社に悪影響を及ぼした
  • これらのことを踏まえて解雇に至るまでに注意喚起〜減給〜出勤停止〜降格〜諭旨解雇〜懲戒解雇というように段階的に措置を下すのが通例のようです。

    【参照】退職勧奨解雇トラブル解決



このように会社側からは段階的に処分を重くするといった措置を取るようですが、そうなる前にも不穏な空気が流れてしまうことも多く、耐えられずに、カップルのいずれかが退職に至ることがほとんど。いずれにしても職場不倫をしていい結果になることは無いようですね。


配偶者と会社が結託することはある?

職場不倫に悩まされているのは配偶者だけではなかったようです。
しかし、配偶者と会社がグルになって退職を強要する形を取ることはできません。職場に不貞行為の事実をばらして浮気相手に退職を強要してしまうと、「脅迫や恐喝をされた」と逆に訴えられるたり損害賠償請求をされる可能性があります。さらには浮気相手の家族や勤務先などから責任追及をされたり、暴力をふるった場合には刑事事件に発展しかねません。
いずれにしても冷静に、順序だてて対応をしないと、余計な問題へと変化しかねません。

【参照】アディーレ法律事務所|浮気相手にしてはいけないこと


職場不倫の終わるとき

「わたしならこのひとのことを理解してあげられる!」とはじまった不倫関係も3ヶ月も過ぎるとときめきが薄れるといわれています。

一生のパートナーとしては考えていない..?

不倫カップルの7割が、何らかのきっかけを理由に「自分から2年以内には自分からメールや電話で別れを告げて不倫を終了させているようです。
また、不倫相手と結婚したいと考える人は2割ほど。案外「自分の生涯のパートナーとして考えるには現実的ではない」と心のどこかで思いながらつきあっていたようです。

上の円グラフは探偵社MRが不倫の経験がある男女100人に聞いた「不倫の終わり」についてのアンケート結果です。

  • 妻や夫にバレてしまった
  • 転勤・異動・引っ越しのため
  • 冷めてしまった
  • 結婚を迫られた
  • 自責の念・罪悪感
  • 子供ができた



調査概要
調査方法:事前調査を経てのアンケート回収方式
調査対象:不倫経験のある男女
回答数:100名
調査時期:2014年4月
調査協力:メディアパーク株式会社


通常の恋愛と違う吊り橋効果で始まったその関係も、他人の目を気にしてばかりの付き合い方に半分以上の人は、冷めてしまったり自然消滅しているようです。


やめるきっかけがないまま続く不倫関係

繰り返しになりますが、7割の方は「きっかけ」をうまく理由にして不倫関係を終わらせることができましたが、残り3割の方はどうなっているのでしょうか。

実は、この3割の中に、「まだ続いている」という回答もありました。この不倫をやめるきっかけが無いことで「やめる」答えを出しかねて続けてしまっている人が不倫を10年以上もこじらせてしまっているようです。
実際、なにか答えを出せずに流れに身を任せてしまっている2人の女性の話しを紹介します。


職場の上司のW不倫をやめられず..|真里(仮名)/30代

真里さんは職場の上司と不倫関係になってしまいました。はじめは仕事終わりに食事に誘われ、その帰りにキスを迫られたことから断れずに関係続けてしまいました。しかし、3ヶ月ほどしてその相手が実は自分に飽きてきたことが真里さんも気づきはじめました。
職場ではキツく当たられはじめ、プライベートでもイライラされることもしばしば…。
もっとより親密になることを期待していたわけではなかったのですが、こんなことで落ち込むときもありました。それでも上司のことを嫌いになれないのは定期的に来る上司からのさりげないメール。そのメールに助けれたり、やめることができず返信をしたりそのまままた食事にでかけて二人の関係は続いてしまいました。
真里さんの夫とはセックスレスで友達のような存在。帰宅すると待っているちょっと頼りないような旦那にも、実は職場の女性との関係があるようで、夫のスマホの着信から発覚しました。自分は夫と同じ不倫をしている。なにも夫婦の間には無くなっているけれどただただ帰る場所になっているこの家。いま帰る理由は「持ち家だから」。

なにかを終わらせないといけない。夫とも離婚しないといけない。けれどただただ、真里さんのなかでモヤモヤと毎日が続いていくのでした。

職場の既婚男性を好きになってしまった..|智美(仮名)/20代

職場で既婚男性を好きになり、智美さんは不倫の関係になってしまいました。
彼からのアプローチに最初は断っていたのに、だんだん流されて、ついには智美さんのほうが本気で好きになってしまいました。
不倫前には彼氏が居たのにもかかわらず、裏切ってしまったので別れを告げて不倫を続けてしまった智美さん。

それでも智美さんの中で心のどこかに「ただ好きになってはいけない」というボーダーラインがしかれていて、葛藤があるのだそう。
奥様にも申し訳ない、だったらやめたらいい。でも好きという気持ちとの決着をしようとすれば何も考えずに誘ってくる彼がいる。連絡がくれば嬉しくて会ってしまいます。

何も考えずに誘ってくる彼を嫌になるときもあったそう。彼を忘れようとして、友人に紹介してもらったりしても、新しい人と付き合うにも違和感を感じてしまうようになってしまうのでした。

不倫は惰性

職場不倫に悩む二人の女性の例を紹介しました。
真里さんの家では夫婦ともに不倫状態になっているようですが、そもそも彼女自身きっかけがないまま会社の上司との関係をやめられずにいます。彼女自身の中で上司を嫌いになろうとも、不倫関係をやめようともしていません。その理由は上司から定期的にくるLINEやメール。ちいさなコンタクトで気持ちをつなげて毎日を繰り返してしまっています。もうこうなってしまうと、この日々からも脱却する変化へも勇気が無く、繰り返しているようですね。不倫をダラダラと続けてしまう人は実はこういった変化に勇気をもてずにいる人が多いんです。相手か自分のパートナーにまだ気づかれていないことで「まだ大丈夫、今日も大丈夫だった」というように一日一日を積み重ねていってしまうようです。

次に二人目の女性。智美さん自身はシングルで、既婚男性を好きになってしまったようですが、「このままではいけない」という葛藤もあるようです。
けれど、彼女もまた誘われてしまえば嬉しくてこの関係をやめようと考えていた思いがぐらついてしまうよう。

ふたりとも意思が弱いといえばそれまでですが、きちんとしなきゃという思いは心のどこかにはあるようです。しかし、具体策もなく、今の自分自身が「必要とされている」と感じてしまう流れに身を委ねていて、変化を持つ勇気が無いんですね。

不倫に踏み込んでしまうほど、そのずる賢い甘い誘惑や温度感にはまってしまうのは一種“毒”のようなものといえます。


このように不倫を3ヶ月ほどでやめようと決める人もいれば、きっかけがないまま10年以上も不倫関係が精算されないまま続ける人もいるのは、まさに不倫をやめるきっかけがあるか無いかの差のようです。

パートナーの不倫を怪しんでいる方なら、しっかりと「きっかけ」を与えてあげれば、ぐらぐらとした答えの出せない彼女たちの不倫をやめさせることができます。そんなきっかけのために、探偵に依頼してくる人が後を絶たないんですね。

職場不倫のことなら「浮気調査」に強い探偵に..

職場不倫を終わらせるためのきっかけは、子供ができたり、転居をしたりする以外に、もうひとつ作る方法があります。それは間違いなく確実な証拠を撮ることです。
そのための方法としてほとんどの方が利用している方法が、「浮気調査」に強い探偵に依頼することです。




なぜ、探偵に依頼するのでしょうか..?

確実な証拠を本人に見せることは言い逃れのできない、一番いい方法だからです。
言い逃れができてしまうようなものを見せても、「ただ一緒にいただけ」「仕事だったんだ」といつまでも嘘をつき続けて、話しがこじれるだけなんです。大切なのはまずは「事実を本人に受け止めさせる」こと。


たとえば、「今後夫婦関係をやり直したい」、「離婚をするために慰謝料請求したい」「愛人に会わせないようにしたい」といったことは、すべて自分たちがしてしまったことの事実を受け止めさせることのファーストステップを踏んだ「後」でないと、できないことなのです。
また、たとえ弁護士に依頼をしたとしても、これもまた「確実な証拠」が無ければ何も訴えを起こすことができません。弁護士というのはどんな問題だとしても「証拠と法の元にしか動けない」のです。だから、プロの探偵による確実な証拠を得ることが最善策なのです。



浮気調査に強い探偵社を選ぶには、まず「経験が豊富」な探偵を選びましょう。どんな場合にどんな証拠を撮るべきかをきちんと知っていて、経験があるからパートナーの足取りを適確に追尾して証拠を抑えます。また、「適確なアドバイス」と「証拠を確保した後のフォロー」までこなしてくれるので、証拠を撮ったまま「このあとどうすればいいか?」という不安にならずにしっかりサポートしてくれる心強さがあります。

探偵社には、家出調査に強い探偵や、企業調査に強い探偵など、、それぞれに分野に適した会社があるので、浮気調査に強い探偵を選びましょう。当サイト探偵比較.comで比較していますのでぜひ下のテーマやコラムも参考にしてみてください。


友人の紹介?婚活?現代の結婚相手の選びかた

新生活、新緑の芽吹く季節。新しい出会いが運命の出会いへと変化する予感をさせますね。
たとえば学生の時に出会った出会いが一生の信頼関係を築いたり、職場での出会いが同じ価値観を見出したり…
個人を取り巻く環境での何気ない出会いが生涯の結婚相手となることはめずらしくありません。

上の表はオーダーメイドの結婚指輪・婚約指輪を取り扱う「ジュエリーかまた」が実施した、結婚や恋愛に関するアンケートの結果、結婚相談所や婚活サービスを利用して結婚した人のリアルな婚活サービス利用率を調査したデータです。

東京を限定とした調査結果ですが結婚相手との出会いのきっかけは職場や交友関係、友人の紹介がダントツのド定番なのが明らか。あなたの廻りのご友人も職場や交友関係をきっかけにされているという話しを聞くことが多いのではないでしょうか。

一方で全国を対象にした婚活実態調査では2017年に発表のもので「2016年に結婚した人の11.3%が婚活サービス(※)で結婚婚活サービスを使った結婚が広がりつつある」ということもわかりました。

とくに20代、30代にとって、婚活サービスはより身近なものになりつつあるようです。

  • 「婚活サービスを利用するのは、まだ自分には早い」と思う割合は、2016年調査と比較し、20代、30代で減少している(20代 47.2%(対2016年調査:-5.4pt)、30代 15.4%(同-4.2pt)、40代 12.0% (同2.7pt))。
  • 「婚活サービスを利用しなくても、結婚できる」と思う割合は、2016年調査と比較し、20代、30代で大きく減少している(20代 39.3%(対2016年調査:-6.8pt)、30代 23.3%(同-13.2pt)、40代 29.1%(同-4.0pt))。

【参考】婚活実態調査2017

近年ではSNSを利用した出会い系サービスなども増え、尚の事出会いのチャンスの幅を広げています。

一昔まえは近所の世話好きなおばさんがお見合い写真を持ってきて結婚を勧められたという話しをよく聞いたものですが、いまやそんな時代は終わり、仕事環境や友人のすすめの機会が無ければ、もはや自ら出会いを探さないと自分に合うひとが見つからないようです。


保障の無い素性の知らない相手との婚約

結婚相手として出会いに恵まれても、気になっていること、本当にこの人でいいのかなと思うことはないでしょうか?
結婚相談所で出会いを見つけたという女性の話しがあります。

東京都に住む会社員の澄子さん(仮名/41歳)は、2016年の春に結婚相談所で出会った男性とようやく成婚を果たしました。
某結婚相談所のシステムでは、10万円近い初期費用と3万円の登録を済ませさらに月会費を支払います。
「正直この相談所は初期投資も結構かかるので、真剣に結婚を考えている会員が多かったのはメリットでした。他は安いところだと遊び半分の冷やかしで入会する人も少なくないと口コミを見かけたので。」とはいえ、40代。
入会時に受付の女性が見せたグラフには「澄子さんのように40代の女性ですと成婚率がこれほどまでに下がります。あまり高望みをせず..」と自分の年齢では成婚率は20代に比べて1/4にも満たない確率の棒グラフと婚活での心得のようなものを説明されました。

「月々の支払いも馬鹿になりませんし、焦る気持ちはありました」とその記憶を窓の外に目をやりながら思い出すように語る澄子さん。

結婚相談所では申込をしてから「収入証明書」と「独身証明書」を提出します。そのため、会員にとっては詐欺に合うという不安が少ないという利点があります。それでも、会員同士のデートはお茶程度を数回。デートでは恋人同士のように性行為などはないし、しないのが規則。本格的につきあうことを決めたところで「成婚」という名前で退会をし、成婚費用(成功報酬)を支払うシステム。

嵩む出費の中で相手を決めるのはさらに会員を焦らせることがあります。澄子さんも最後に出会った男性と気が合い、お相手からも「そろそろ退会をしないか。出費をあまりかけるのもよくないし」と拍車をかけられ退会の機会へとすすみます。

これでいいのかわからないまま、「成婚」という一見悪くはない響きの退会の言葉に踊らされ、その流れに身を任せるうちに「結婚式相談会」「指輪相談会」「家計相談会」など催されるイベントに次々と参加するうちに、挙式の日取り検討やら本格的な結婚への生活が進みはじめました。


成婚直後のマリッジブルー

はじめはようやく「成婚できる」という言葉とそのシチュエーションにのうれしさで、いろいろとカレの小さな嫌な部分にも目をつぶった澄子さん。それでも念のため、結婚前に同棲をしようともちかけた澄子さん。
しかしカレからは「うちの実家の両親は結婚前に女性が同棲したがるのは嫌がるから。」とあっさりとした回答。「大丈夫だよ。ふたりならなんとかやっていける。」そういうカレの言葉に、ちょっとデリカシーにかける部分も見てきたけれど悪い人じゃない。このくらいはわたしが我慢すればいい話だ。結婚なんてこんなことを言っていたらキリが無いと自分を落ち着かさせたそう。

しかし、これまでに出会ったことの無い環境に生きてきたカレに対して「ちいさな気づき」は日々小さなシャボン玉のように浮かんでは割れ、また浮かんでは増えていく。その数が気付けば増えていき見逃せず、ギモンを投げかければ痴話ゲンカ。次第に会話にもならず相手との距離感ができていきました。

たとえば、入籍直前に知らされた「不動産投資話」。自分こそは詐欺などにあわない。関係ないと思っていたから、はじめは「投資」と聞いて耳を疑った澄子さんでしたが「家計には手を出さないから」その言葉で納得することにしたそう。結婚相談所には収入証明書があったからそれほど家計に影響を及ぼさず安定した生活が送れるだろうとおもっていたら、実際生活をスタートさせると夫からは「結婚式の分を俺が払う。不動産投資分の貯金額には手をだしたくないから。生活費はキミのほうでしばらく負担してくれないか。」といわれ、たしかに多額の挙式費用の見積りを目にした澄子さんとしてはやむなく自分のパートで稼いだ収入から夫婦の食費や生活費の全てをやりくりして済ませたそう。

また、結婚前に子どもを欲しいねと話していたけれど、現実はカレの方は子ども嫌いで、子どもの話しを切り出そうにも非常に短気な正体を表し始めました。
「なにか話しが違う」が繰り返されて、澄子さんの中でついになにかが破裂したように目の前が白くなり動けなくなりました。安心しきっていた見えない保障のような結婚相談所の存在に甘えすぎていたことに入籍後に気づきます。


自分の予感を信じてみる。

「結婚するときに「本当にこの人と結婚していいのかな」と悩むことをマリッジブルーといいますが、この憂鬱を“よくあることだししょうがない”と片付けていました。わたしが41歳だから、結婚に対してあまり期待しすぎてはいけない。こんな時期だからを口癖にひとつひとつ、諦めました。けれど、本当はこの時期だからこそ正しい予感だと慎重になるべきでした。数ヶ月では見えないことが生活してみるとこんなにもあるんだとも気付かされて呆然としてしまいました」


最終的には、夫の浮気が発覚。
澄子さんの中で、「我慢してまで一緒にいる意味」が無くなってしまい、あまりにもあっけない結婚生活が3ヶ月という短さで終焉を迎えたのでした。


巧妙になっている「立件されない結婚詐欺」に注意して!

澄子さんのパターンを結婚詐欺と捉えるかどうかは別として、結婚を真剣に考えている人にとって警戒すべきなのは自尊心のバランスといえます。高すぎることをよく問題視されますが、低すぎてもいけません。


「結婚詐欺」という名前を耳にしたことのある人は多いとおもいますが、実際に新聞やテレビで大々的に扱われるのが少ないことはご存知でしょうか。それは「結婚詐欺」が刑事事件として立件されるまでの件数が少ないためです。
「被害が小額なので、告発しない被害者が多い」、「騙す側の詐欺師の手口が巧妙で、被害者が気づかない」というのが理由のようですが、表面化されない数えきれない数の相談が法律事務所などに寄せられているのが実情です。
【参考】弁護士相談広場

結婚詐欺というと、高額なぼったくり被害を想像していた人は多いのではないでしょうか。
ちょっと貸した金が返ってこないような話しの積み重ね。澄子さんにおいては「生活の価値観の差異であるのか、もしくは詐欺なのか」その差を振り返っても、これ以上ことを大きく荒立てたくないからもう無かったことにしたい。そんな性格が詐欺被害を横行させるケースを増やしているといって過言ではないのです。


婚姻前に相手にどんなものを求め覚悟を持てばよかったか

自分が結婚相手に何を求めたいのかを明確にしようとしますよね。
この価値観というのは問題が起きてからでないと見えてこないこともあるでしょう。

たとえば、食事の好み。互いに「食材の好き嫌いはない」同士が出会ったとしても、味付けの薄い濃いなどは家庭環境が影響しますので、生活をしはじめるとお互いの温度差を感じる方もいます。

自分の洗濯物は洗わないで欲しいどころか触らないでほしい方もいますね。
一緒の布団で寝たい人も、別々のベットどころか別の部屋で睡眠を取りたい人もいます。生活をしてみないと見えてこないものです。

それから問題としてあげられやすいのが「金銭感覚」。
よく、結婚前にそこそこのお金で贅沢をせず普通にゆっくりとお互いがお互いらしくいられればいい。という価値観を話される方がいますが「そこそこのお金」というのは具体的に月で15万なのか?25万なのかというのは男女での価値観は意外と違うものです。しかしながら、この金銭感覚について話すことは、途端に色っぽくなくなり、しょっぱい空気に変わりやすいのでオブラートに包みがちになるので、実際共同生活をスタートさせるとギャップを感じさせることが多いのです。
100円ぐらい返して欲しいのか、100円なら返さない方がお互いにとって良いと思っているのかそれだけでもちがいますよね。

こういった生活面に関しては恐らく同棲をしていればおおよそわかるものです。そして同棲から結婚相手へのステップがもうひとつ。
それでは、結婚相手として検討するにはどんな覚悟があればよかったのでしょう。

結婚できる相手とは

お金を例にだしてさらに踏み込んで考えてみましょう。

たとえば結婚相手に多額の借金があるとします。ずっとひた隠しに秘密にされていれば、1年以上付き合っていても5年付き合っていてもわからないことです。
その借金が順調に返済されていればいいのですが、問題視されるのは常に「問題が起きてから」。
しかし、この部分こそ結婚についての価値観の真価が問われるところといいますか、結婚をするというのは、相手に三千万でも一億円でも多額の借金があったとしても「一緒に返していこう」と、ともに腹を括れるかどうかということなんです。それは、パートナーを信頼できるからに他ならないのです。信頼とは具体的にいうと「この人なら返せる」という信頼です。これはあなたが代わりに返してあげる話しではありません。借りた本人が返せることを前提に借りているので本人が返せばいいのです。あなたにはできるサポートをしたらいいのです。
会って数ヶ月の相手にそれだけの信頼関係ができるのかといえばそれは疑わしいことです。だから、相手のことをきちんと理解した上で婚姻届に押印するのです。婚姻届は人生の契約書なんですよ。


あなただけではない!みんな結婚前に相手のことを確認したいと思っている

さきほどの澄子さんの話しで残念だった点をひとつあげるなら、「結婚前に同棲したい」と申し出たにも関わらず相手の一言で断念してしまった点です。
だれしも結婚のプロなんていません。相手を見抜く力など結婚前にもてるひとはいませんので結婚前にできれば同棲をすればもうすこしお互いを見つめ合う期間を持って過ごせたでしょう。

このように結婚前にお互いをきちんとして同棲しておきたいと思う人は、当然ながら澄子さんだけの話しではなりません。

Facebookを活用した婚活アプリ「マッチアラーム」を運営・開発するマッチアラーム株式会社(東京都港区/代表取締役:相原千尋)は、20代、30代の独身男女763名を対象に、恋愛、婚活に関する調査を実施したデータがありますのでごらんください。


【参照】PRTIMES/恋愛、婚活に関する調査(マッチアラーム株式会社)

今回の調査では「結婚前に同棲したい?」という質問に対して、男性の89.7%、女性の66.5%が「結婚前に同棲をしたい」という結果となり、女性より男性の方が結婚前の同棲を望んでいることがわかりました。

男性では年代に関わらず大多数の人が結婚前の同棲を希望する傾向にありました。一方女性では全体で66.5%と男性に比べて結婚前の同棲を希望する割合は低かったものの、20-24歳といった低い年齢ほど88.5%と男性同様に結婚前の同棲を希望していることがわかりました。

「結婚前に同棲したい」と回答した方からは、「お互いの価値観や生活スタイルを知るため」、「家事やふたりの今後の生活を考えるため」、「生涯を共にするパートナーになり得るか見極めるため」といったコメントが。なかには「結婚前に相手を知りすぎると結婚後の楽しみがなくなる」、「自由な時間が減りそう」、「結婚のきっかけを見失う」といった反対のコメントが見られましたが、離婚に至るケースをおもえば、考えかた次第なのではないかと思います。

また、同棲以外にも結婚前に「海外旅行」をすることで、相手の一面を垣間見られるという意見も。ぜひこちらもご参考になさってください。

経験者の72.4%が「結婚前に一緒に海外旅行に行くこと」を推奨 男性は「文句を言う」、女性は「段取りが悪い」異性を 嫌いになる傾向に


結婚前調査は当然?あり得ない?

お互いの価値観の違いは一緒に暮せばそのギャップを埋めるのに長くて数年はかかります。しかし、数年かければ順応して慣れていくものです。若干の性格的な部分についてはあばたもえくぼで我慢のなることなんです。
それでも相手に愛人がいる前提で結婚する必要なんてありませんし、ギャンブル好きを隠して結婚する相手との婚姻届にサインをする必要もありません。だから、今は結婚前調査をして未然に離婚へのきっかけを防ごうという考え方の人は増えています。

結婚詐欺の場合、詐欺犯は嘘をつくということに罪の意識を感じていないことが多いので嘘を暴くのが弁護士だとしても困難だといいます。そのためなかなか証拠が見つからないために、実際嘘の事実が見つからずに証拠不十分で不起訴ということにもなりうるのです。
だから、プロの探偵の調査でしっかりと調べておくことが必要になります。



ひと昔前までは親や親戚が相手の素性を調査したり聞き合わせといって近隣の人に聞いてまわって本当に結婚しても大丈夫かどうか探りを入れて嫁入りをする娘を送り出したりしていました。いわば当時では一見おせっかいとも思われる役割でしたが、こんな人たちの存在があったからこそ大きな詐欺被害などを防ぐ重要な役割でした。

結婚前に探りを入れるなんて、失礼だとか、自由恋愛を求めた時期があり、「相手のことに探りを入れるなんて信じられない」「テレビの中の世界のようだ」と現実的に思えないように思われる方も増えましたが、いまも理解を示している人にとっては「当然だ」という意識を持っている人が多いのです。結婚に対する受け止め方の違いがあらわれているようです。

  • お見合いなら相手の素性がわかるけれど、恋愛結婚ならわからないから痛くもない腹を探られる気持ちになるけれどそれが縁組では?
  • 私は一度両親に結婚しようと思うと彼を紹介しました。両親としては彼に不信感があり(多少もめたので)民間調査所ではなく自分たちで彼の家を見に行ったりご近所にちょっと聞いたりしたようでした。
    ますます、早く別れるように言われました(笑)結局、それが原因ではなかったけどその彼とは別れましたね・・・
    そこまで調べられるような人って何かあるんじゃないかと思ってしまいましたし・・・
    今は別の人と結婚しましたが、夫の時は両親は何も調べませんでしたね(略)
  • 私の両親が、調査を依頼して相手の男性を調べさせました。
    聞き込みを受けた人が、彼にわざわざ伝えたため、揉めに揉めました。彼は怒り心頭で、挙式後も4ヶ月ほど嫌がらせで入籍してくれませんでした。数年間、結婚生活を送りましたが、結局彼の性格は変わらず、離婚を申し出ました。調査がバレた際の、相手の反応も参考になると思います。(略)
  • 【参考】発言小町より

探偵・興信所の結婚前調査とは?

あなたの資産を目当てにいくらでも羽振りの良いことを名乗ったり嘘をついて詐欺行為を行われることを未然に防ぐため探偵・興信所で行う結婚前調査(多くは、身元調査や身辺調査)を行います。探偵社によって調査項目や内容が変わりますのであらかじめご相談ください。

本人の学歴・経歴・勤務先・結婚歴

結婚相談所で婚活をすると「独身証明」や「収入証明」を提出する必要がありますが、それ以外の隙きをついた偽装はいくらでもできるもの。出会いを問わず、相手の言葉だけ鵜呑みにするのは危険です。調査後「実際は結婚していた」「二重生活をしていた」という話しもよくあるケースです。

異性関係

実は浮気のきっかけというのは結婚前から関係があったということは少なくありません。

総合探偵社株式会社MRが離婚経験のある男女30〜49歳233名を対象に浮気経験についてのアンケート調査をした結果では、11.3%の人が結婚前から関係があった人と続いていたと回答しています。結婚相手の異性関係も「友達だから」という言葉に信用してしまうのではなく、調査することで浮気関係をやめさせるだけでなく、相手への信用も見えてきます。

家柄、家族構成

二人が愛し合えばなにも心配はいらないと思う方は多いとは思いますが、子どもたちが思うよりもずっと「家」の結びつきは尾をひき相容れないものです。結婚とは家と家との結びつきです。宗教・家柄・暴力団との関わりなど、結婚後理解を深めていける方ならいいですが「はじめからわかっていたら結婚しなかった」という価値観の人には特に知っておくのがいいのではないでしょうか。

ギャンブル、借金など

結婚は価値観の共存。あらかじめギャンブル癖があるかをあらかじめ調査しておくと安心でしょう。お互いの共通価値観にならない限り金銭感覚というのは変わらないことが多いです。お金は借りても返す力のある方と結婚をすることをおすすめします。

暴力・DV

ふだん温和でやさしい人が実は密閉した家庭に入ると酒乱であったり、DVやモラハラで相手を苦しめるということもよくあることです。自己愛が強い人、社会的立場が高くストレスを感じている人、他人を避難する人などこのケースに当てはまることも多いです。優しいカレがバツイチだとして離婚理由が実は彼の暴力が原因ということもありますので表面だけで判断するのは危険です。気づけば離婚もしてもらえずシェルターに子どもと隠れて過ごすなどという現実だってあることを忘れないでください。


結婚前調査選びに必要な探偵の選びかた


探偵であれば、どこに調査依頼しても安心というわけではありません。経験のある探偵社に依頼すれば、相手方にできるだけ知られないように調べることやフォローまで対応してくれます。

セキュリティのしっかりした探偵社を選ぶ

相談室の用意がある相談内容が他に漏れない事務所の探偵社を選びましょう。決して、ファミレスや外で立ち話ではいけません。必ず外では「知っている人が聞いている」という意識をもってください。

経験や実績のある探偵社を選ぶ

経験のある調査会社は、細かいところまできちんと調べて答えを出してくれます。結婚は人生における一大事。一概に「あの人では不安です」
だけの調査報告では、プロフェッショナルに調査依頼をした意味がありません。10年以上の経験があると安心です。

身辺調査、浮気調査、人探し、企業調査まで対応した総合探偵を選ぶ

探偵社の中には、浮気調査や人探しなどそれぞれを専門とした調査会社もありますが総合的に調査できる調査会社がおすすめ。多角的な視野で調査をすすめることができます。

メンタルフォローのある探偵社を選ぶ

一度は結婚を決めた相手です。詐欺だとしても、好きになってしまうと何か理由があるはずと諦めきれない気持ちが芽生えたり泥沼化するおそれもあります。一緒の目線になって相談役となってくれるフォロー役のいる探偵社がおすすめです。

協会に加盟している探偵社を選ぶ

婚活で詐欺にあったことを直接警察署に届けても対応してくれないところが実際は多いんです。探偵社に調査依頼をかけたことで「誰もが認められる証拠」を掴むことができます。協会に加盟している探偵社なら公安管轄ですので探偵社からも届け出をすすめてくれます。

調査できない内容もある

差別調査やDV・虐待・ストーカー被害等の違法な目的になると思われる調査は違法調査となるため受けていないのが通常です。
・電話番号などからの個人特定・預金口座残高・ローン残高・出身地や出生に関する調査・別れさせ屋に追い込む行為・退職に追い込む行為・盗聴や盗撮など違法行為・犯罪歴・謄本・住民票の調査はできないので、逆にできる探偵社に依頼をすることも犯罪です。良識のある探偵社に依頼をしましょう。


婚前調査費用の相場と期間

何を調べるのか、その項目の数や内容によって費用相場はかかります。結婚相手の身辺調査は少なくとも1週間、また周辺調査には3週間以上かかることもあるでしょう。比較的数日間で調査ができる浮気調査と違って長期間要するので費用は100万円〜250万円程度かかるとみてよいでしょう。結婚前に辻褄があわない、何かおかしいと思うのであればご自身では知り得ない内容ですのでわたしはおすすめします。

探偵事務所のホームページを見ると、どこも「弁護士を紹介」とか、法律事務所と関係のあるようなバナー広告を貼っているのを見つけることが多いなと感じたことはありませんか?
探偵事務所というのは「ぼったくりにあったら怖い」「騙されそう」という印象をもたれやすいので、弁護士との関わりがあるというだけで公正でクリーンな印象をもてます。

それでは弁護士事務所と密接した探偵を選べば必ず安心なのでしょうか。くわしく紹介します。

 

探偵と弁護士の関係性

注意点も気になるところですが、それを考える前に、なぜ弁護士と探偵が関わっているのかが理解できると、探偵選びをしやすいポイントになります。


もしあなたがパートナーの浮気が原因で、離婚ややり直しを考えて「慰謝料請求」をしようとします。
その際、あなたはどこに相談するでしょうか?多くの場合「弁護士」と答える方がほとんどではないでしょうか。

これは半分正解ですが、この時点で弁護士だけに相談しても解決できません。その理由は「確実な証拠」が必要だからです。

証拠というのは

  • 愛人の顔の特定
  • パートナーの特定
  • ラブホテルまたは愛人宅の一定時間の出入り
  • 愛人宅、または愛人の職場の住所

つまりこの4点が慰謝料請求する際に必要となるのです。

証拠として交渉に使えるものを用意するのが探偵のしごと。言ってみれば、この情報がどれほど正確に、できるだけ余計な時間をかけずに獲得できるかが探偵の調査力や良し悪しにつながります。
そして、この証拠を使って慰謝料請求の成功につなげるのが、弁護士の仕事ということです。

繰り返しになりますが、慰謝料請求を弁護士に依頼するのであればこれらの証拠が無ければ、いくら弁護士でも請求をたてられません。弁護士の成功は探偵の証拠の良さにかかっていますし、その良い証拠をうまく活かすのが弁護士の良さ。つまり、弁護士と探偵はお互いがいればより有利に成功に導きやすい関係といえます。

ところが、ここからが大切。
この探偵と弁護士の関係が、どれだけ営利目的によらずに信頼関係で推薦しているかが、探偵選びの重要なポイントとなります。


というのも慰謝料請求や損害賠償請求、示談交渉というフレーズだけきくと弁護士と考えがちですが、実はご自身でも示談交渉をして慰謝料請求ができるからなんです。

自分で示談交渉をするかしないかは自由です。もちろん、自信が無いという方もいらっしゃると思います。ただ、手にしているのは確実な証拠ですし、それを強みに交渉する方は意外にも多いのです。簡単ではありませんが、実は示談交渉をご自身ですることにはメリットがあります。

 

弁護士がいなくても示談交渉はできる

当然ながら、示談交渉をご自身でされるのであれば、弁護士費用は「0円」です。慰謝料をつかって、探偵で使った調査費用、またこれからの生活にかかるお金に当てたいという人も多いですよね。方法としては裁判にまで持ち込まずに「示談交渉」というかたちで終わらせる分には弁護士に依頼せずとも、手早く終えられる上に、慰謝料交渉まですすめられます。

例えばですが、もしこちらが弁護士に依頼すれば、相手側からも弁護士も出てくることを意味しています。第3者同士の話合いになるため決着をつけるまでに何ヶ月もかかる上に、慰謝料の交渉も弁護士の方で加減をつけて下げられる可能性が大きいでしょう。

 

慰謝料の相場

それでは慰謝料はそもそもどのくらいを請求できるものなのでしょうか。
一般的には浮気・不倫が原因の場合の慰謝料とは以下のような額です。離婚や別居をせずに夫婦関係を継続する場合と、離婚に至る場合とではずいぶん差が出るようですが、おおよその適正な金額の相場でいうと50万から300万円ほどです。なかには500万近く請求できたという方もいますが、あまり高すぎる要求はおすすめしません。

◯ 慰謝料の相場(目安)

  • 離婚も別居せずに夫婦関係を継続する場合
    50万円~100万円
  • 浮気が原因で別居に至った場合
    100万円~200万円
  • 浮気が原因で離婚に至った場合
    200万円~300万円

参考:弁護士法人アディーレ法律事務所

あくまでも相場ですが、弁護士法人アディーレ法律事務所のサイトでこの浮気による慰謝料の目安が掲載されていました。

  • 本人の過失
  • 婚姻期間
  • 夫と浮気相手との収入

まだまだありますが、こういった理由が金額の目安をさらに増減できる可能性があるので、適正な金額を決める際こちらのサイトも合わせてごらんください。

 

弁護士費用の相場

示談交渉を自分で行わずに弁護士に依頼した場合どのくらい費用がかかるのでしょうか。
慰謝料請求がいくらで行われたかで変わりますが、
弁護士費用の相場は60~70万円程度プラス経常利益の10~20%といわれています。
着手金30万+報酬金30万+経常利益(獲得額)の10%の利率をかけた金額というのが事務所が多いようですが、各弁護士事務所によって報酬の金額の決め方は変わります。(参照:弁護士費用.com)

たとえば、上記の計算方法だとして示談交渉で300万円獲得できたとします。
着手金30万+報酬金30万+経常利益の10%という契約を結んでいるのなら

30万+30万+30万(300万円の10%)=90万

つまり、90万を弁護士事務所に支払う必要があります。少し費用感のイメージができたでしょうか。

慰謝料を請求できたとしても、すぐに手元に入るわけではないですし、探偵の費用、弁護士費用と差し引けば残りはさほど余らないこともあります。そのため、自分で交渉をする人が多いんですね。

交渉ごとにおいては弁護士は非常に心強い存在ですが「夫婦間のやり直しに強い弁護士」「離婚に強い弁護士」など実は性格があるので一概にどの弁護士に頼んでも結果は同じというわけではありません。ご自身で示談交渉をするならこういった弁護士選びの手間も省けますが、依頼する場合は注意しましょう。


弁護士コストの節約や期間だけを考えれば、もちろんご自身ですすめるに越したことはありません。次に示談交渉の危険性もあることも見逃してはいけません。
たとえば、愛人との直接交渉がエスカレートしてしまうと強要罪にもなりかねませんし、愛人に「わたしは悪くない、夫のせいだ」「今決められないからまってくれ」など言われたときにあたふたしてしまったり、回答に困ってしまう場合もあるでしょう。アポなしで愛人に会うことでプレッシャーとの闘いでもあります。こういったことに備えてポイントをまとめましたので、参考までにごらんください。

 

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調査力が足りない探偵社に注意!

探偵と弁護士の関係性で、特に気にかかるのはここの部分ではないでしょうか。
慰謝料請求をするのに証拠を取ることが目的で依頼するのに、ここをうまく利用されてしまい多額の請求を払うケースがあります。
たとえば、

  • できるだけ節約を考えて安い探偵社を選んだけれど、この時間内では慰謝料請求には証拠が不十分といわれて結局高額な支払いをした。
  • 弁護士としては技術はあるが、探偵としては調査力が足りない。

このようなケースもあります。

探偵社を選ぶなら調査費用を安くおさえようとだけ考えるのは非常にリスキーですし、弁護士と関係があるからとイメージだけで表面的に選ぶのも良くありません。

調査力という言葉はわかりづらいと思いますが、決められたタイミングで目の前にある証拠を見逃さず獲得できるかどうかということ。

とはいえ、実際パートナーの行動次第でその時間には不貞を行わない可能性もありますし、そんなときに調査を行っても無意味です。また、デートスポットによっては不貞をしたと第三者から認めにくい場所で不貞を行った可能性もあります。その場合、慰謝料請求を考えて証拠を掴むならパートナーと愛人がラブホテルへの入退出の証拠が最低1回以上。証拠の内容によっては3回あると確実といわれています。

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探偵に調査力があるのはもちろんのこと。もしそれでも探偵選びの際にイメージや低料金にとらわれてしまうのなら、次の様に考えてみるといいでしょう。

  • 低料金の探偵を探すのではなく、いかに必要な時間数を「効率よく」「費用を取りすぎず」対応してくれるか
  • 弁護士と関係があるイメージだけでなく、必要なときに必要な弁護士を紹介してくれるか

実際に相談して見積をたててもらったり、向き合って話せば安心できる探偵社かどうかはわかります。
また、調査費用について各探偵社を比較したコラムもまとめましたのでこちらをご参考にしてください。

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不貞の証拠をいくら撮れて安心したところで、弁護士に専門性が無くても意味がありません。
「離婚」「やり直し」「慰謝料請求」どの分野に適している弁護士なのか、自分が愛人宅にいけないのを代わりに行ってくれる弁護士なのか、このあたりまで具体的にペースを合わせて相談に応じてくれる探偵社だと心強いでしょう。

探偵と弁護士。合わせれば安心できる2つのフレーズですが二兎を追うには「費用」に踊らされずにしっかりした下調べが必要です。


ここまでで一旦整理してみましょう。

  • 確実な証拠を掴めれば、基本的に示談交渉であれば弁護士は必要無い。
  • 弁護士に示談交渉を依頼しなければ、慰謝料請求の取り分が増え、交渉も一日で済むこともある。
  • 示談交渉でエスカレートしてしまったり、言い負かされてしまう不安がある場合は弁護士に依頼するのがおすすめ。

つまり、弁護士への依頼とは、本当に必要な時にお願いできるくらいのバランスが良い関係といえそうです。

 

弁護士法でも決められた74条とは

弁護士と探偵は切り離せない関係のようでいて、営利目的によって消費者が利用されないように決められている法律があります。それが弁護士法27条 72条 74条と弁護士職務基本規定11条にあげられています。
依頼者に弁護士を紹介することを仕事にして利益をあげることは反復継続性があるため違法となります。
日本探偵業協会でもこの部分についての注意にふれています。

※なお、事業者が営業のために紹介を行う場合とは異なって善意で知り合いの弁護士を(無料で)紹介した場合には違法にあたりません。

 

探偵社のアフターフォロー。どこまでまかなえるか?

多くの探偵社では、提携している弁護士事務所が少なくともだいたい一社はありますので、頼めば紹介してくれます。理想としてはいくつか提携している弁護士事務所がある探偵だとあなたのケースに合わせて紹介してもらえます。「どんな特徴なのか」「ご自身の目的に合っているか」こういったことも合わせて相談してみてください。

探偵の証拠資料は全てが慰謝料請求での交渉で利用できる証拠とは限りません。慰謝料請求をしたい、もしくは今後使うかもしれない旨を話して資料を揃えてもらいましょう。

探偵社の中には完璧な資料を作って徹底的にフォローしてくれるところもあります。
弁護士では無いので、利益に関わる人間は一緒に同行してはいけないので、探偵が愛人の元に一緒についてくるのはNGですが、最大限直前まで「こういう場合はどうする?」という相談に応えてくれると安心です。
パートナーの浮気の証拠を掴んだあとは、また悲しい気持ちやこれからの不安に駆られるものです。心から親身になってくれる探偵社を選びたいですね。

弁護士信頼型探偵の比較

弁護士事務所と探偵が利益によるものではなく信頼関係のバランスになりたっているのがベストです。
探偵比較.comで紹介している探偵社で弁護士事務所のバナーなどを貼った探偵社をいくつかピックアップしましたので「弁護士の運営する探偵社タイプ」「弁護士と密接提携型タイプ」「調査後必要に応じて弁護士紹介するタイプ」の3つのタイプにわけて紹介します。

 

弁護士の運営する探偵社タイプ

ALG探偵事務所

こちらは弁護士事務所が経営している探偵社です。
ALG探偵事務所

探偵という職種は「こわい」「ぼったくりにあいそう」というイメージで捉えがちですが、法律事務所が経営していることで、「誠実」「安全」「公正」なイメージを印象があるので、注目の探偵ともいえます。
慰謝料のことを考える際に弁護士を選ぶことなく、証拠をつかんでそのまま依頼できることや着手金が相場より10万+成功報酬16%と相場より安く依頼できるメリットがあります。
いつでも、調査中止可能。解約手数料が「0円」というのも調査依頼がどこまでも延長されたら怖いという不安を抱いている方には合っています。ただし、よくホームページを調べてみると解約は3日前までと書かれているのでこの判断やタイミングも注意が必要です。

注意点としては、ALG探偵事務所が設立してまだ年数が浅いため経験数が不足していること。調査員の人数が2名で行動するために対象者に顔がバレやすく調査が失敗するケースが考えられるということです。
いくら、いつでも調査中止可能、解約手数料「0円」といっても、失敗してしまうとどこの探偵社にいったとしても、対象者が警戒している可能性があるためにうまく調査ができなくなる可能性があります。そのため、検討している方はこのあたりも念頭においてみてください。

ALG探偵事務所について探偵比較.comでも紹介していますので「ALG探偵事務所」をごらんください。

 

弁護士と密接提携型タイプ

やすい探偵興信所

「浮気結果がでなければ調査料金0円」が特徴の興信所です。
やすい探偵
東京・大阪に事務所を構えている探偵事務所。とにかく電話対応やメール対応のレスポンスが早く、このあたりのスピード感は期待できます。

注意点としては、この「浮気結果がでなければ調査料金0円」に関しては誤解を受けやすく、クレームの元となりやすいようです。たとえば、パートナーの浮気の調査依頼をして「浮気をしていなかった」という結果がでたとしても「0円にはならない」ために、それが本当に浮気していなかったのか、または浮気はしていても調査員側がそれを捉えることができなかったのかがわからなくても費用が発生する場合が想定されているということです。
また、わたしが調査依頼を一度検討したときもそうでしたが、相談時のレスポンスはどの探偵社よりも早かったのですが相談員の言葉づかいが多少強い尖った感じを受ける方が多いようです。話し方の物腰が気になる方には向かないような気がします。

やすい探偵興信所について探偵比較.comでも紹介していますので「やすい探偵興信所」をごらんください。

 

RCL探偵事務所

探偵を検索しているとホームページで頻繁にみかけるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。弁護士事務所と「提携」している探偵社です。
RCL探偵事務所
RCL探偵事務所は楽天リサーチから「弁護士が選ぶランキング」で1位を3冠獲得しています。
こちらの探偵社では探偵調査員、離婚カウンセラーが弁護士事務所とタッグを組んで解決してる事務所です。ALG探偵事務所のように弁護士事務所が運営しているというわけではなくて、調査後提携した弁護士を紹介してくれるシステムです。
こちらも設立から年数はそれほど経っていませんが、経験ある探偵を揃えているというところが期待できるところではないでしょうか。

注意点としては、RCL探偵事務所に電話相談をするとわかることですが、とにかく男性の担当者が早口で質問をする隙が無いこと。料金についてや細かい心配事など不安なことが多いなかで、これを安心と捉えるか、不安と捉えるかはその人次第な気がしました。
また、料金についても高額なパック料金がメインのようですので、あまりホームページの料金を参考にしないほうがいいようです。

また、一般的な評価として弁護士のランキングの評価があるRCL探偵事務所ですが、実際直接依頼する顧問弁護士に関しても懲戒処分の経験がありましたので念のためご注意ください。

参考:
RCL探偵事務所の顧問弁護士の懲戒処分について

RCL探偵事務所について探偵比較.comでも紹介していますので「RCL探偵事務所」をごらんください。

 

調査後必要に応じて弁護士紹介するタイプ

今回のテーマの中では個人的にはこのタイプが一番ベストといえます。はじめにも触れたように弁護士と探偵との関係はある程度の公正な信頼感があればいいとおもいますので、それを理解した上で必要な状況に応じて弁護士をすすめてくれるくらいが関係性としてはちょうど良いと思います。

 

原一探偵事務所

まずは調査実績44年の探偵社、原一探偵事務所です。
原一探偵事務所のホームページ
上の画像が、原一探偵事務所のホームページですが、杉浦正健弁護士が実力のある弁護士として原一探偵事務所を推薦している旨があげられています。第77代法務大臣経験の弁護士の推薦という表記は心強いですね。原一探偵事務所では調査終了後、必要によって、法的アドバイスや弁護士のご紹介などをしています。法律相談や調停、訴訟などの事案など、サポートしてくれるそうです。

原一探偵事務所について探偵比較.comでも紹介していますので「原一探偵事務所」をごらんください。

 

総合探偵社・興信所MR

つづいて、探偵社ではじめてカウンセラー制度を導入した探偵社です。
総合探偵社・興信所MRのホームページ
「弁護士が選ぶ最も信頼できる弁護士事務所」に選ばれました。(楽天リサーチ調べ 2017年)と書いてあります。弁護士が信頼できるというのは安心ですね。
複数の探偵社を調べているとわかるのですが、こちらの探偵社は総合探偵社ながら浮気調査について いち早く新しい試みを取り入れている探偵社です。たとえば、カウンセラー制度。探偵社にとっての働きかけが調査だけにあらず依頼者の心理的なサポートも取り入れないと問題の解決にならないという発想を取り入れたのはさすが女性の代表ならではではないでしょうか。
探偵社を調べていると、この総合探偵社・興信所MRを経験して独立して探偵社を設立している事務所も多いのですがこういった意思を受け継いで同じように相談員やカウンセラーを取り入れている事務所も多いようです。

話しの大枠は逸れましたが、総合探偵社・興信所MRについても調査終了後弁護士の紹介をしています。こちらの探偵社自体ははじめから弁護士が出て行くというのはしっかりと本人同士で話し合いを行うことができないのでナンセンスだという考えのようで、ご自身の示談交渉を考えているのなら、「こんなときはどういうか」「どのように進めていったらいいか」というシミュレーションやカウンセリングも含めて徹底したフォローをすすめてくれるそうです。
また、弁護士は最終手段として交渉の場に出てきてもらうこともあって、そんな際は愛人宅に直接交渉してくれる弁護士や、依頼者の今後の方向性に合わせた方を紹介してくれるそうです。
10社ほどある弁護士事務所の中から案件とその人にあった弁護士を1時間相談無料で2人まで紹介してくれるというサービスは、やはり先駆けているといえるのでは。

総合探偵社・興信所MRについて探偵比較.comでも紹介していますので「総合探偵社・興信所MR」をごらんください。

 

AKAI探偵事務所

「結果がでなければ0円ではなく、証拠が撮れなければ0円」や「お試し調査3000円」が特徴的な探偵社です。

こちらの探偵社は証拠が取れなければ経費も含めて0円という破格の勝負に出た探偵社です。3,000円のお試し調査だけで結果や慰謝料請求できるほどの証拠を取ることはできませんが、探偵の調査がについて不安な人や事前にどういうものかを知るにはいいのではないでしょうか。また、裁判で証拠が否認をされた場合は料金0円、裁判で勝てなければ全額返金というところも、良心的です。
料金について不安をいだきやすい探偵業界、細かい説明をホームページに書いているところが好印象ですね。
注意点ですが、基本的に料金一括前払いでカード利用ができないこと。

AKAI探偵事務所について探偵比較.comでも紹介していますので「AKAI探偵事務所」をごらんください。

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