夫や妻の浮気を許すということは、とても難しいことです。
自分に嘘をつくことを平然とやってのけた相手の顔を思い出すだけで、イライラしたり、そうかと思えば辛くなり感情が乱れて何も手がつかないという人も多いでしょう。せめてパートナーの反省の色を感じられればこの辛い気持ちも救われる気がするのに..



根本的に浮気をした以上、何度謝られてももう信じられない思いは止まらないものです。
もうパートナーが顔色も変えず平気で自分の前で嘘をつける人間だというのを目の当たりにしてしまったからです。



しかし、パートナーの浮気をこちらが引きずって長いこと暗い気持ちに苛まれていると、うっかり相手が逆ギレしかねません。
そんな態度を見るにつけ「やはり、この人は反省をしていなかったんだ」と思ってしまいかねません。

反省をさせることはできないのでしょうか。
結論からいえば不可能ではありません。ただし、ここからは長い時間をかけていくことが必要です。

そもそも平気で嘘をつけるようになってしまった人にあなたの気持ちを伝えても「わかった」と言われてまた嘘をつかれるのがオチです。
特に浮気された人の辛い気持ちを理解することが簡単に理解できるのなら、そもそもこんな行為に至っていないでしょう。浮気をした人に浮気をされた人の気持ちを理解させて、反省させるというのは意外にも強要することがなかなか難しいのでわかりあえずに、お互いがヤキモキして喧嘩となるんです。

浮気をしたことを反省させるにはどんな方法があるのでしょうか。


どうして反省させたいのか、自分自身の気持ちを細分化させる

人が人に反省をさせるということは、なにごとにおいても容易いなことではありません。
たとえば小さな子供をしつける際、「反省をしなさい」という言葉で伝えても、反省をうまく理解できない子供にはただ叱られているような気持ちばかりが残ります。反省という言葉はその強制力を保ちつつも、実はとても広い意味をもっていて返ってこの曖昧さが「具体的になにをすればいいのか」わからない場合、困惑だけを残しかねないからです。
同じことが起きた場合に同じことをしなければいいように思いますが、心理的に、これをすればこの人に怒られるという印象でしか与えかねないことが多く注意が必要です。

これは大人でも同じこと。反省をしろという言葉はこちらが思うように相手の立場にとっては形作られないことが大にしてあるのです。
別の言い方をすれば、反省を要求する側とされる側の目的と結果が異なる場合が多いためわかりづらくなることが多いんです。

反省の内容を書き出す

一つの方法として、反省を要求する前に、まず反省させたいと思う自分の気持ちを細分化させて具体的に考えてみることが大切です。
理解してほしいことを箇条書きでいいのでリストアップしてみましょう。ここはワガママ放題あげてみましょう。例えば..

  • 二度と浮気しないでほしい
  • 浮気した相手に会わないでほしい
  • 浮気相手の連絡先を目の前で削除してほしい
  • 自分に謝ってほしい
  • 一人ででかけないでほしい
  • できれば勝手に行動しないでほしい
  • 自分が我慢した気持ちを理解してほしい
  • 泣きたいときに思い切り泣かせてほしい
  • 家族や子どもの気持ちを考えてほしい

反省という言葉は一見「浮気をせずに、家庭を再度省みる行為」だけのような言葉にとって見られますが、気持ちが溢れ出すように言葉が出て来る気がしませんか?
実は、あなたが求めている「反省」というのはこのくらい広い意味なのです。
どちらかというと、反省は自分自身が省みるというよりもあなた自身への思いが感じられることで得られることが多いんです。

辛い時に、こんなことまでしないとパートナーは反省のひとつもしてくれないのかと、バカバカしくなるかもしれませんが、
パートナーの浮気によってぐしゃぐしゃに絡まった糸を解く作業は、無駄にはならないのでぜひ試してみてください。まずはじぶんの気持ちを具体的に言葉で書いて照らしてみるんです。スポットライトがなかなか当たりにくいご自身の辛さや思いを書いてあげることでそれを大切な思いや慰みとして刻んであげましょう。


反省を促す前に、「後悔させる」

リストアップした言葉を相手に直接渡したりはしません。思いが届かない状態の人にそれを伝えても全く理解ができないからです。
しかし、ある過程を経て、時間をかけていくことでこのうちの幾つかを消化できるでしょう。
そのある過程というのは、浮気による後悔が本人の中で芽生えたときです。



以前も別のコラムで紹介しましたが、浮気そのものをやめようという時期は訪れます。それを繰り返すのは、まだひとつの浮気の終わり方に後悔が芽生えていないからです。

後悔は、あなたのおもう反省と違って「自分の中のこと」として認める心理です。屁理屈のようですが、浮気した本人には、こちらを認めさせることが最初のステップなんです。段階としてはこのような流れになるでしょう。

  1. 浮気そのものを後悔する(自分の中で認めて嫌になる)
  2. 自分の身近な生活の形に気づく(家庭を見つめるようになる)
  3. 浮気をくだらないものだと否定できるようになる

浮気そのものが、自分の中で面倒だな、嫌だなとでもまずは嫌悪感をもてるようになれば、すぐ身近なあなたの存在をようやく見られるようになります。そのときにあなたが大きく受け止められればパートナーは帰ってきて反省するようになれる時期を迎えます。
それに耐えられるか、耐えられないかがあなたの勝負どころですが夫婦のかたちというのは長い時間をかけて変化をするものです。新しい愛のかたちが生まれることもあります。あんなに家庭を顧みなかったパートナーが、今は家しか考えられないようになって済まなかったという思いも生まれます。

それでは、浮気をしたことを後悔させるためには、浮気した事実をきちんとあなた自身も形に残しておきましょう。探偵に浮気調査依頼をすれば今後あなたが慰謝料請求をして欲しいなども使える証拠書類を用意してくれます。調査力のある信頼のおける探偵社に依頼することをおすすめします。

後悔をさせる方法として以下のコラムでも取り上げましたのでごらんください。



自分自身が切り替えられることも必要

夫婦といえども他人という言葉はよく聞く話し。他人どころか、生物まで超えてしまっているんじゃないかと思うこともあります。
同じ人間のやることと考えるから許せないことも増えてイライラが募りますが、わたしは夫のことをかわいらしい動物に例えています。
動物のやることと考えると、靴下の脱ぎっぱなしも、大きないびきによるイライラも収まるものです。そう、まずはじぶんのイライラをどんな形でもいいから抑えて楽しいことに打ち込むこと。悩ましい思いというのは、悩んでいることに集中しすぎても答えは出てきません。
嫌な辛い思いはなかなか解消しにくいと思いますので、カウンセラーに相談しながら気持ちを穏やかに鎮めていくのもよいでしょう。


パートナーが十分に浮気の後悔ができたならおのずと、思いやりの心が芽生えてくるはずです。それまでは時間をかけてこちらも待ちましょう。
あなたに必要なのはその後悔のきっかけを与えてあげることと、あなた自身が人生を楽しむことです。パートナーに幸せにしてもらおうと思わず、求められる時期がある時と無い時があると割り切って、長い人生をともに暮せば、二人の夫婦生活も変化していくものです。

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