焦げつくような夏の暑さがやわらぐと、季節は秋。

今回のテーマは少し肌寒くなってきたこの時期の出会いが夏の恋よりも危険な恋に発展しやすい理由を紹介します。

夏の出会いは「ひと夏の恋」に終わりやすい?

秋の恋について話す前に、比較のために夏の恋についてお話しましょう。


「ひと夏の恋」、「あの夏の花火」
夏を連想させる出会いや恋は、あっという間というように短期的に形容されることが多いですね。
その理由を実際に調べたアンケート結果がありましたので紹介します。

エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ株式会社が提供する電子書籍アプリ「コミックシーモア」では、アプリ会員を対象に気になる夏の恋愛事情について調査を行なっています。


まずは、夏の恋がどんなタイミングで起こるのか、ひと夏の恋を実際に経験した人に「どこで出会ったか」という質問に対して次のような結果が出ました。

Q.その異性とはどこで出会いましたか?

  • 旅行先……22.0%
  • 海……….19.2%
  • ビアガーデン..8.0%
  • 花火大会…..7.3%
  • BBQ………5.7%
  • 野外フェス….5.5%
  • プール…….3.3%
  • その他…….29.0%

一番多いのは「旅行先」の22.0%。続いて「海」19%。夏の定番レジャーで、いずれの回答も、普段の生活とは違うレジャーの中での出会いがきっかけだという回答が多数でした。

つづいて、ずばりこのテーマの答えともいえる何故ひと夏で終わってしまったのか?という調査です。
これについては男女別に似た結果が出ました。結果は次のとおりです。


Q.なぜひと夏で終わってしまいましたか?
▼ 男性の場合(多い順)

  • 遠距離になってしまったから ……… 37.5%
  • 軽い気持ちで付き合ってしまったから .. 20.8%
  • 体だけの関係だったから ……….. 20.8%
  • 振られてしまったから ………….. 8.3%
  • そもそも好きではなかったから ……. 8.3%
  • 相手にパートナーがいたから …….. 4.2%
  • その他 ……………………. 0.0%

男性の回答では「遠距離になってしまったから(37.5%)」という回答が最も高く、今後付き合っていくのには距離を超えるほどの情熱を持てないと思うようです。2番目には、「軽い気持ちで付き合ってしまったから(20.8%)」「体だけの関係だったから(20.8%)」とつづき、いずれの回答もひと夏の出会いに戯れに身を任せてしまったという結果となりました。


▼ 女性の場合(多い順)

  • 軽い気持ちで付き合ってしまったから .. 23.8%
  • 遠距離になってしまったから ……… 22.5%
  • 体だけの関係だったから ……….. 20.6%
  • そもそも好きではなかったから ……. 13.5%
  • 振られてしまったから ………….. 7.9%
  • 相手にパートナーがいたから …….. 7.1%
  • その他 ……………………. 0.0%

一方女性の回答ですが、「軽い気持ちで付き合ってしまったから(23.8%)」が最も多く、続いて「遠距離になってしまったから(22.5%)」「体だけの関係だったから(20.6%)」という結果が続きました。
女性の方が、比較的男性より軽い気持ちで付き合う人が多く、夏の楽しいレジャー気分の延長のように開放的で気軽に恋に落ちてしまう傾向があるようでした。

著者の中では意外だったのは、「体だけの関係」という回答が男性は20.8%、女性20.6%と男女いずれも回答数が多く、中にはすでにパートナーもいるのに恋をしてしまったという浮気や不倫を示唆した回答もありました。
男女とも夏の恋は、出会いは会って盛り上がったとしても互いの住む場所が遠方の場合は長続きせず、体だけの関係をする人も多いようでした。夏が過ぎると普段の生活に戻ってしまうので、ひと夏の恋も「ひと夏の思い出」となってしまうのかもしれません。


秋のファッションアイテムがキュンとさせる?

露出度が高かった夏の時期に比べて、いつもの半袖に「カーディガン」を一枚羽織るようなこの季節は、異性に対してキュンとしてしまう要素があって危険な季節なのをご存知ですか?

Facebookを活用し男女の出会いをサポートする恋愛マッチングサービス「Omiai」が男女約1,040人を対象に秋デートに関するアンケート調査を実施したアンケートで「秋に異性に身に着けてもらいたいファッションアイテム」を尋ねたところ、次のような結果がでました。多い順に紹介します。


Q. 秋、女性の好きなファッションアイテムは?
▼ 秋、男性が女性に身に着けてもらいたいファッションアイテム

  • キュートな印象、萌え袖カーディガン …33.5%
  • 華奢な印象、大きめのセーター………25.8%
  • セクシーな印象、ニーハイブーツ……..23.1%
  • おしゃれな印象、首に巻いたストール ….12.8%


男性が女性に身に着けて欲しいアイテムの1位は、「キュートな印象、萌え袖カーディガン(33.5%)
」でした。

萌え袖というのは指の第二関節ほどまで隠れるような長めの袖丈のこと。ちょっと大きめの服を着ることで華奢な印象が生まれます。つづく「華奢な印象、大きめのセーター(25.8%)」も同じような回答で、肌の露出が多い服装や個性的な印象よりも女性らしいキュートなかわいさや華奢な印象が男性には人気が高いということがわかりました。



▼秋、女性が男性に身に着けてもらいたいファッションアイテム

  • カジュアルな印象、カーディガン ……43.4%
  • セクシーな印象、Vネックセーター…….22.9%
  • かっちりした印象、ジャケット………..20.0%
  • おしゃれな印象、首に巻いたストール ….10.5%


次に、男性が女性に身に着けてもらいたいファッションアイテムは、女性と同じく「カーディガン」が人気。男性に来て欲しいカーディガンは「カジュアルな印象、カーディガン(43.4%)」でアンケート結果からかっちりとした印象よりやおしゃれさよりもカジュアルな方が好まれることがわかりました。


秋に人恋しいのはホルモンバランスが原因

肌寒くなるこの季節はどこか人肌も恋しくなるなんていう人も多いのではないでしょうか。

日照時間が夏時期に比べ少なくなると、人のホルモンバランスにも影響します。人間の脳内では「セロトニン」というホルモンがノルアドレナリンやドーパミンといった神経を興奮させたり、快感を増やす作用とならんで、感情面や精神面などの人間の機能に深く関係しています。

簡単にいえば、ストレスを感じるとセロトニンが分泌されて、ノルアドレナリンやドーパミンのバランスを制御してストレスがたまるのを抑えているんです。

セロトニンが増えるのは、温泉に入ったり、おいしいものを食べて幸せを感じるようなタイミングといわれていますが、同時に、セロトニンが増え続ければ脳が食欲を調整できなってしまいます。ちなみに、日照時間がこの分泌量を調整してくれているといわれていて日照時間の短くなる秋に食べすぎてしまうのは、このセロトニンの調節がうまくできなくなってしまうことなんだそうです。「しあわせホルモン」と俗にいわれるこのホルモンも適度な調整が必要なんですね。



同じように、この秋の時期に「うつ」を感じやすくなったり人肌が恋しくなってしまうのもこのセロトニンが影響しているといえます。秋は、ホルモンバランスが崩れやすく、家庭内がうまくいっていないことで喪失感を感じてしまうことで、浮気や不倫に走りがちになってしまう人も多いんです。


うつが引き起こす不倫ループ

うつ症状というのはこのセロトニンの低下が原因とされていますが、この症状の厄介なところは恋愛をすることで一時的に回復されるためにその恋愛にどっぷり陥りやすいんです。
また、もしその恋愛がダメになったら、その潜在的な快楽観を埋めるために、次に優しくしてくれる人に頼りはじめ不倫の無限ループを繰り返すことになるのです。


パートナーがうつ不倫になったら..

実際のところは、なにが原因で不倫をしたのかというのはわかりづらい部分です。
何度も話し合ったりしていくうちに、相手がうつだったことに気づくこともあります。
たとえ「うつ」だったからといって相手を許せる気持ちにだってなれることもありませんし、どんな理由であっても不倫をしてはいけません。

けれど、子供のため、もしくはお互いのためなど、何らかの理由でこれからも継続してやり直していこうというのなら、不倫をしたパートナーの更生と同じようにあなた自身のパートナーへの考え方の歩み寄りが必要になります。

カウンセリングを受ける

先ほども書きましたが、うつ症状の難しい局面というのは落ち込むことに加えて、繰り返してしまうことです。不倫相手と別れたとしても、また禁断症状が出て不倫相手と連絡をとるか、別の相手を見つける可能性もあるのです。それは、あなたと一緒にいるのが苦しいからと思わないようにしましょう。これが依存症の症状なのです。
依存症の症状の緩和のために、不倫という嘘の恋愛で紛らわしているようなものです。

うつ症状になったパートナーのこれからに対して「頑張る」「気をつける」などという言葉は普遍的でわかりづらい言葉です。具体的に今は納得をしていようがいまいが、課題をひとつ決めて取り組んでもらうしかありません。

まずは、カウンセリングを受けることです。
あなたが毎日カウンセラーの代わりに向き合い続けることは、あなた自身にとっても辛いことです。
本人も、「カウンセラーに相談する」という習慣をひとつ時間を作ることで本人自身が一歩踏み出したという自覚をさせ、これまで言葉に出さずに自分の内側だけで漂わせてきたものを声に出させます。
言葉に出すことによってより、自分のしてきたことを整理することができます。

場合によっては抗うつ剤などの投薬などを求める場合もあるかもしれませんが、薬は一瞬の改善にしかなりませんので性格を変えることではありませんので、薬での解決は期待できません。これから夫婦が歩み寄ることを目的としているのなら、二人が幸せに暮らしていくことを考えられるようになれることしか解決策はありません。


コミュニケーションの取り方

夫婦間での日ごろの会話が不足している場合はコミュニケーションの時間をもつ必要があります。
このコミュニケーションの欠如が「この人はきっと理解してくれないだろう」という不信感に変わり、パートナー以外への依存へと変わってしまう可能性があるからです。

一番のポイントはお互いに「言わなくてもわかるだろう」という感覚をやめる癖をつけるということです。

これまであまり会話をしていなかったのに急に時間をつくったものの、会話を見つけようとすると不安症状にもなりかねません。そんな時はいつもの生活の当たり前にあったものの話しをお互いに口に出す練習をしてみましょう。
たとえば、「目覚まし時計」「テーブル」「カーテン」「フライパン」など、今日はひとつとテーマを決めて普段使っているものの話しをしてみます。
二人で結婚した当初に買ったテーブルなら、結婚当初のことを思い出せるかもしれませんし、なるべく落ち込んだり相手を責めることはタブーにして、心に留めるだけにして良いことだけを伝えます。
ずっと使っているカーテンなら、また新しい色のものも探しに二人ででかけるのも良いでしょう。
これは夫婦のどちらかががんばってやろうとするよりも、二人で改善をしようという気持ちで取り組まないといけません。
今は、それに何の価値があるのかなどと思う必要はありません。単なる練習の積み重ねが新しい思い出を刻んでいくのです。

不倫問題の後の解決方法は、新しい思い出を二人で刻んでいくことです。
二人の新しい思い出の層が重なっていけば、過去の相手の嫌な思い出は自然と見えなくなったり「そういうこともあったんだね」という思いになることがあるんです。
二人が前を向いて歩けるようになれば、うつも自然とその姿を消していくでしょう。
よくうつ症状の人に「がんばって」と言ってはいけないといわれますが、これはタイミングの問題だとおもいます。
でも、そこが難しいのでむやみにいわないことをおすすめします。本人が「がんばってくるね!いってきます」と言えるようになるのなら「がんばってね」と笑顔で背中をおしえてあげられるでしょう。


うつでも、不倫を許さなくてもいい

パートナーが不倫をした理由を知ることは、屈辱的で悲しい作業です。たとえどんな理由であっても一言で理由がわかったところで解決したり、なかなか理解できることでもありません。相手の弱さもずる賢い強さを感じて困惑するでしょう。また、あなたが愛していた人間のすることと思うと辛くて一緒にいるのも嫌になるほど嫌悪感を感じるかもしれません。
パートナーに不倫をされた事実だけでも嫌なことなのに、うつという症状を理由に受け止めてしまうと、一緒に連れ添ってきたあなた自身もエネルギーを使ってしまい、不安症状となる可能性もあります。

まずは、あなたのための人生を考えるようにしましょう。何が自分の人生を豊かにできるのかだけを考えて、一旦あなた自身が「どうにしなければいけない」という思いから離れてみましょう。
不倫問題について気持ちの整理がつくようになるまでには、通常でも早くて2年。10年経ってもわだかまったままという人もいます。あなた自身の中で長い時間をかけて消化できるようになるまでは、「許さなければいけない」など思う必要はありません。


不倫について責めない

不倫した相手を許さなくてかまいませんが、相手を責めないことも方法のひとつです。
「どうしてこんなことをしてしまったの?」責めたい気持ちが収まりがつかず言葉にしないとおかしくなってしまいそうなほど辛いと思います。できればあまり時間が経たないうちに一度言いたいことを責めたててもかまいません。その後は言わないと決めると相手にきちんと反省を促すことができます。

もし、思い出すごとに責めていると、相手の心理は「反省」の状態から「責められ続けている」という状態にしか残らないことがあります。すると、逃げ出したい気持ちに駆られてまた不倫を繰り返す可能性があります。

これは自分自身の精神状態を守るためでもあります。責めてやりたいと思っている精神状態は悪い方向へ考えがいくものです。精神状態や思考の中身を「自分自身のしあわせのスペースを作るにはどうしたらいいか」を考えることが問題解決への近道ともいえます。

また、夫婦カウンセラーに頼ってあなた自身の心の悩みを打ち明けるのもいいでしょう。愚痴をいくらでも吐くにしても、今後の悩みを相談するにしても大きく受け止めてくれます。




夫婦でそばにいる時間をつくる

うつになる人の性格の多くは外見からは明るく優しい人が多いです。真面目で、責任感が強く、几帳面な人が多いのです。相手の思惑を気にして常に心やさしい人が多いため、多くの場合が「断れない」ことで自分自身の首を締める結果になっています。
不倫をしたパートナーを責めたくもなる気持ちもあると思いますが、もとはやさしい人なのです。
あなたがはじめに出会って好きになったその方のいい部分を、ただそばにいることで思い出せるかもしれません。

コミュニケーションが少しでも交わせるようになって、お互いそばにいて安心できるようになれば、言葉の無い時間も過ごせる練習をしてみましょう。

適度な距離感で不安な時はそばにいてくれるという安心感が何よりの信頼感です。
手をつないでふたりでただ散歩したり夕日を眺めるだけでもいいんです。一緒にドラマを見て感動の涙を流して鼻をかんだり、ちょっと笑い合ったり。
不倫という問題を解決することも時間との勝負ですが、うつになれば治すにはとても長い時間とつきあうことになります。「うつを治す」ということに注視しすぎるとあなた自身が疲れ切ってしまいます。もちろん一人の時間をつくっていいんです。
四六時中そばにいて監視をするのではなく、適度にお友達とおいしいものを食べたりする時間もつくりましょう。
うつという症状という感覚ではなく、たとえば性格として捉えられるようになるともうすこしつきあいやすくなるかもしれませんが、そんなに簡単なことでは無いのでゆっくりとつきあっていきましょう。



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