夫の浮気がわかった時点で..もう、もう一分一秒でも同じ空気を吸うのも嫌になって家を出たくなりますよね。
妻の浮気で悩んでいる方は「夫」の文字を「妻」にかえてお読みください。
今回のテーマは「浮気発覚後の家出」のメリットとデメリットについてです。


家出メリットは1つしかない。

まずは、家出をすることのメリット。これは言うまでもないですが、その場に相手と一緒に居なくて済むことです。

家では浮気をしている素振りなどなんにも見せずに仲の良い夫婦、出来のいい夫をしている夫が、実は浮気をしているという事実がわかったというのはよくある話し。逆もまたしかり。妻の浮気もこうして平然と嘘をついているそうです。それにしても本当にショックも怒りもこみ上げます。



イライラの原動力ってすごいとおもいます。
でも、怒りのピークというのは実は6秒だって知っていました?
わたしにも大荷物を背負っての家出の経験がありますが、家を出てからだんだんと自分がどこか冷静にこの大荷物をもっている自分を見ているようで、ふと我ながら「こんな大荷物背負って、どこへ行くかも決めていないし、何やってるんだろう」と気づいて、家に戻ってしまいました。


家出をすると損をする8つの理由

家出することのメリットは、「その場に相手と一緒に居なくて済むこと。」と書きましたが、それだけです。
それに比べて家出は留守中の妻に対して心配したり反省することは実際はほとんど無いですし、デメリットのほうが多いんです。



家出をするとお金がかかる

家出してどこへ行くにもお金がかかるんです。
数時間程度、外へ頭を冷やしに行くくらいなら橋で川でも眺めてるくらいはお金がかからずにいいですが、ファミレスにいけばドリンクバーでも3~400円程度かかります。長時間いればお腹もすいてくるので、結局1000円程度。
帰りずらくなってビジネスホテルに宿泊なんてしたら安くても7~8,000円程度かかります。節約するとして、漫画喫茶かネットカフェ。都内でだいたい12時間程度で1500~2000円程度でしょうか。

でも、宿泊を始めてしまうと本当にどんどん帰りずらくなっていくのでおすすめしません。帰らないつもりで飛び出してもです。さっきも書きましたが、一人で行動しているときのイライラのピークは6秒。加えていうと、これはわたし個人的な意見ですが、悩みを集中して効率的に考えられる時間は10分。それを過ぎると単なる不安のループにしかなりません。
自分で一人で生活をできるように考えることよりも、婚姻中はどうやって二人でやっていくかを考えることのほうが大切なんです。
一人で生活をできるようになるかを考えるのは離婚すればいくらでもできるので、今はまだ今後戻ることだけを考えましょう。


夫も家出しやすくなる

夫婦はあわせ鏡だとよく言ったものですが、これ、本当です。
家出をすることで、はじめは「ごめんね」と言ってくれるかもしれませんが、家出して相手が良い方向に変わっていったなんて話しまずありません。さらにいうと、相手だって喧嘩となれば自分の居場所が欲しくなって家を出るようになります。相手に家出をされるようになると返って不安要素が増えていきます。


相手が自由になって浮気をしやすくなる

一回家出しようものなら、夫は妻を「我慢できない女」に認定します。
揉め事の発端が夫であっても女には「ヒステリック」という丁度いい悪口が用意されてるんです。
そして、「妻がヒステリックだから家に居場所がなくなるんだよね。」と、尚の事浮気相手に相談するきっかけを与えたり
「俺も自由にやろう」と都合よく考えるきっかけを与えてしまいます。
極論に聞こえますがこうやって家を出たり、本当の気持ちを言ったり、気持ちをていねいに伝えたって実はそれほど効果が無いんですよね。
もちろん、誰のパターンにも当てはまるとは限りませんが、本当に悲しい結果が生まれるくらいなら他の方法をとりたいものです。



夫が家に女性を連れ込む可能性ができる

妻が家出をするのなら、夫が家に人を入れるようになることは間違いありません。
ありえないでしょ!?って思う人もいるかもしれませんが、夫にとって悪いのは家出した方なんです。
昔気質な考えで良く「嫁は家を空けるな」と言われる話し、夫の勤めは外へ稼ぎにでることで、嫁の勤めは家の中を守ることだけだと思っていたんですが、こんな原因を生んでしまう可能性もあるんですね。



妻の大切なものや、お金を使われる可能性がある

妻が家を出ている間、夫が妻の荷物を見て悲しむとばかり思いますか?
そんな気持ちの相手だったらそもそも浮気なんてしません。もちろん人それぞれですが、あなたが大事に貯めていた貯金箱のお金を使われる可能性だってありますし、アクセサリーを売られたり捨てられてしまったということだってあります。
自分を残して、家出して好き勝手やってる、そんな風に思われているんです。あなたがもし、「家出して夫に反省させてやろう!」と思っているのならその主張は家出ではまったく効果が無いんです。


妻の帰宅後の居場所が無くなる

何日も家出して帰らないことでよくいわれる話しは帰宅後の妻の居場所が無くなるという問題です。
帰宅直後はそれなりに仲良くするかもしれませんが、たいていは数日で一人の暮らしに慣れるもの。もしくはお姑さんと同居している時など食事の心配が要らなくなることが多いため帰ると居心地の悪さを感じるという方が多いです。
また、子どもの信用も無くしますので家出をする時はできるだけ自分にブレーキをかけてあげましょう。



子どものメンタルに影響をおよぼす

居場所が無くなることにも触れましたが、何よりも大きいのは子どもに失望させてしまう可能性が非常に高いことです。
働いてもいない未成年の子供にとってはその家こそが居場所。そこを母親が自由に飛び出て何日も帰ってこないとあれば「置き去りにされた」という喪失感を抱きかねません。子どもも一緒に家出をすればいいという話しではありません。もし夫がDVをおこなっていたのなら即座に子どもと家を出て福祉施設やシェルターに逃げ込むのを薦めますが、性格の不一致であれば家出してすぐ逃げる態度を取るのはやめましょう。


あなたが有責配偶者となる可能性がある

民法770条1項に、5つの離婚原因が定められています。これらの離婚原因があると認められると、もし離婚を求める裁判を起こせば離婚が認められます。 この原因を作った配偶者を有責配偶者といいます。
本来なら、相手の浮気で不貞行為が認められれば、相手を有責配偶者とすることができるところを、あなたが家出をすればあなた自身が「悪意の遺棄」と認められることもあるんです。「悪意の遺棄」というのは配偶者の一方が、民法上夫婦間の義務として定められている同居義務、協力義務、扶助義務を一方的に放棄していること。
有責配偶者となれば、原則としてあなたからの離婚請求が認められなくなる可能性がありますので、注意が必要です。



家出より効果的な改善策とは

相手の浮気を見つけたら、怒りや悲しみを抑える努力をしてみましょう。
我慢をした分、きちんとその分あなたの利益に返ってきますのでまずは心のバランスをとることが大切です。

このコラムでも何度も紹介しましたが、最終的には浮気をされたら一番いい方法が「確実な不貞の証拠」を画像や動画におさめてお守りとして持っておくということです。証拠いうのは、裁判で使える証拠です。

証拠を持っていないと、相手に都合の良い言い逃れをされてしまいます。また、証拠を持っておくことで愛人に損害賠償請求をすることもできます。裁判なんて嫌だなと考えている方も、必ず証拠は撮っておくことをおすすめします。大抵の人は気持ちが変わって慰謝料くらいもらっておけばよかったと思うようになります。

また、証拠を撮るのもタイミングです。機会を逃せば撮れなくなることもあるので、あなたが相手の浮気を指摘しないうちに、証拠を撮っておくことをおすすめします。相手が警戒すると証拠はどんどん撮りにくくなりますので、調査料金ばかりが嵩んでいきます。怪しいなと思った時には信頼できるプロの探偵に依頼してまずは事実確認という気持ちで証拠を掴んでおきましょう。

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