夫婦関係の関係を良好に保つなら、性生活を減らさない努力も必要ですが、
パートナーの性欲が強くて困っているとなっている家庭も少なくありません。特にコロナ流行でテレワーク企業が増えている近年、夫といる時間が増えたことで性生活に悩む主婦が増えています。

  • パートナーを愛していないわけではないけれど、体がついていけない。
  • 素直に拒んだりすれば外で浮気をしかねない。

このように、だんだんと性生活が義務感と感じてしまう方のために「性欲のメカニズム」と「性欲を抑制させるための食事」について紹介します。


性的欲求のメカニズムを知ろう

男性の性的欲求は、男性ホルモンの一つテストステロンの分泌量が関係しています。

テストステロンとは

テストステロンは性欲を上昇させるだけでなく、男性が社会に出て働いたり活動をするのに欠かせない役割があります。

  • 闘争本能
  • 判断力や決断力
  • 体毛をつくる
  • 骨や筋肉をつくる

体力や精神力、つまり男性にとっての活力。仕事をはじめ、交友関係を持ったり、適度な運動や趣味に打ち込むことなど、ある種「ワクワク感」を持つことでテストステロンが高まります。ほかにも、決断力や判断力などもこのテストステロンが影響しています。仕事のできる人はこのホルモンが高い可能性が多いんですね。

社会に出ることでこれがテストステロンは増殖しますが、家に帰ると不思議とこの増殖が次第に落ち着きます。赤ん坊を抱くことでもこれと同じ効果があるようで、安心感を持つことは増殖し続けるテストステロンを落ち着かせる効果があります。
外で浮気をするのに家ではあまりセックスをしたがらないセックスレスの事例についても、これが理由のひとつかもしれません。


テストステロンの不足は抜け毛や肥満の心配も。

テストステロンは年齢によって低下する人もいます。おおくは食事や生活習慣でジヒドロテストステロンというホルモン物質が増えるためです。細かくいうと、テストステロンが不足したときに補足しようとして5αリダクターゼという酵素と結びつき、代謝されたものがこのジヒドロテストステロンです。

ジヒドロテストステロンは、まさにテストステロンと逆の効果。性欲が低下し、毛髪の生成が阻害されるために抜け毛の原因となります。また、体内の脂肪を抑えてこれまで筋肉を作っていたものがテストステロンの減少により阻害されることで肥満へと変化します。中には、更年期障害や鬱症状となることもあります。
つまり、性欲を抑えたい理由だけでテストステロンを減らそうという発想は生物学的に考えれば危険なことなのです。


食事で性欲を低下させる

ホルモンの影響について簡単に理解したところで、食材についての話しを進めましょう。
一般的に不摂生な食生活はジヒドロテストステロンを増殖させます。
たとえば、お菓子類など甘い食べ物、アルコール、揚げ物、ポテトチップス、インスタント食品は性欲減退の食べ物とされています。
これらは体の形成をする栄養素を摂取しにくくさせるためです。だから性欲を低下させるどころか別の病気を引き起こしかねません
家庭の円満を考えるのならば、食材の機能を考えながらバランス良く取り入れることが必要です。
その方法は、滋養強壮に効くとされている食材と掛け合わせて、うまく栄養分を不足させすぎないように摂るという方法です。


亜鉛を抑える野菜を効率的にとって性欲を抑制

滋養強壮に効く食品は牡蠣・カニ・うなぎ・牛肉・レバー・卵黄など亜鉛を含む食品です。亜鉛が無いと体内で体内で必要な代謝が行われなくなってしまいます。

亜鉛は、体を構成する骨格や内蔵、皮膚をつくる大切な栄養素を作るための重要な補助役。不足すると肌荒れや乾燥、風邪を引きやすくなったり、EDやAGAのきっかけになります。欠乏症とならないよう減らしすぎに注意しましょう。


今回は、亜鉛の摂取量を下げたいので合わせて食べると亜鉛の栄養素を取り込みにくくなる食材を紹介します。

大豆や豆腐で亜鉛を排出

大豆にはフィチン酸という成分が100g中2g程度含まれています。フィチン酸には抗酸化作用があって特に、癌の予防にもなるのではないかと期待される食材です。

フィチン酸は亜鉛やミネラルなどを捕まえたまま、体外へと排出するので今回の場合では効果的な食材です。
ただし、大豆を摂取するときは必ず水煮のものをいただきましょう。大豆に含まれるアブシジン酸とよばれる植物の発芽を調節する成分が人間の体内のミトコンドリアに対して毒性をもっているので癌になったり、免疫力の低下や低体温がの原因になります。

しかし、アブシジン酸は一晩水につけておけば分解させることができます。加熱乾燥されものは、発芽機能が死んでいるので発芽できないので注意してください。

おすすめの調理方法

納豆やお豆腐、水煮した大豆をつかったひじきであれば、ミネラルをフィチンが抑制しますが、たんぱく質やビタミン、食物繊維は効率的にとれます。豆腐と玉子をあわせた丼ぶりなどもおすすめです。



ほうれん草のおひたしを一緒に

ほうれん草は貧血予防になる鉄分やがん予防のβカロテン、免疫力を高めるビタミンC、肌荒れを防ぐマンガンなど栄養素が豊富な野菜ですが、シュウ酸が亜鉛の吸収を阻害します。また下茹でをすることでシュウ酸を少なくする程度ならできるようです。
お浸しにすれば効率的に栄養素をとりこめます。

注意点はシュウ酸を多く含む食材は尿路結石を招きやすいこと。下茹でをして食べるか、牛乳や小魚などカルシウムをあわせて一緒に摂取することでシュウ酸の害を予防しましょう。ちなみに、シュウ酸が多い食材はつぎの通りです。

    シュウ酸が多い食材(野菜100gあたりの含有量)

  • ほうれん草、スイバ ..800mg
  • キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、レタス,..300mg
  • さつまいも..250mg
  • なす..200mg
  • 大根、小松菜、かぶ..50mg
  • 玉露..1350mg
  • 煎茶..1000mg
  • 番茶..670mg
  • ほうじ茶..286mg

引用-尿路結石症診療ガイドライン 2013年版 | Mindsガイドラインライブラリ



タンニンのあたたかいお茶と。

健康に良いと思われやすいお茶類は、先ほどのシュウ酸のほかにタンニンを含んでいます。タンニンは、鉄分の吸収を阻害する成分です。
ポリフェノールの一種で鉄と結びついたタンニン鉄は体の中に吸収されにくくなります。そのため、とり過ぎは貧血にもなります。便秘になったり、妊婦さんにとっては必要な葉酸の働きを妨害してしまうので、注意が必要です。体を冷やしやすくしますので、冷たいお茶ではなくあたためて飲むのがいいでしょう。また、食事中には一緒に取らずに、食後に飲むなど時間をずらしてみるのもおすすめです。
お茶のほかにもコーヒーや紅茶にも入っていますので、含有量の少ないものがおすすめです。

    コップ一杯あたり200mlあたりの含有量

  • 煎茶 …61mg
  • 緑茶 …36mg
  • 玉露 …200mg
  • ウーロン茶 …64mg
  • コーヒー …220mg
  • 紅茶 …200mg
  • 麦茶 …20mg
  • 引用-情報整理の都

お茶類やコーヒーなどのほかに、ビールやワインに含まれるポリフェノールもタンニン鉄として結合されてしまうため、鉄の吸収を阻害します。ビールやワインを飲むと、性欲を強くしてしまうイメージがありますが、飲みすぎるとかえって脳内の性的衝動が抑えられるようです。



乳製品で性欲の減退も。

牛乳やヨーグルト・チーズなどの乳製品はカルシウムを摂ることができますが、倦怠感を強めてしまうものなので、個人差はありますが、性欲減退になるようです。甘いものを食べても同じように気力の低下を招くようです。


性欲を上げてしまう食べ物

性欲を向上する食べ物で効果を発揮してしまうのはこんぶやわかめなど、ぬめりのある海藻類。これに含まれるのがコレステロール値をおさえたり、便秘、胆石を予防してくれるアルギン酸ですが、滋養強壮にも役立ててしまうので多少控えたいものです。こんぶやわかめ、もずくなど、ぬめりのある海藻類は控えましょう。
また、はじめにも紹介した亜鉛を含む食材(牡蠣・カニ・うなぎ・牛肉・レバー・卵黄)も性欲を向上させる効果があります。

▼性欲を向上させる食品のまとめ
こんぶやわかめ、もずく(ぬめりのある海藻類)、牡蠣、牛肉、カニ、ビーフジャーキー、卵黄、うなぎ、するめ


性依存症の可能性

性欲が強い人ほど、性依存、つまりセックス依存症を疑われますが、毎日セックスをするからといってセックス依存症とは限りません。このセックス依存症というのは依存する対象が自慰行為やポルノ、強迫的な売買春、乱交、露出や覗き行為、性的ないたずら電話、インターネットを介したアダルト・チャットなど全ての性的な活動が考えられます(引用ーwikipedia 性依存)。依存者は興奮や刺激に溺れることが習慣化していき、徐々に自己コントロールを失っていくことが特徴としてあげられます。幼少期に愛情の不足があったとかそういうものではなく、ギャンブル依存や買い物依存などと同じく「行動への依存」が特徴とされています。
もし、この性依存を心配されるようでしたら、「性依存」専門のクリニックもありますので相談してみることをおすすめします。


まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は性欲を下げる食べ物として紹介しましたが、性欲を下げるというよりも体を構成する栄養素を下げる成分のある食品ですので、栄養不足を起こさないためにも食べ合わせでカバーしてください。年齢があがるほどに、不規則な生活を送っているとこの性欲が低下する人も多いそうです。毎日お酒を飲んだり、運動不足が続いたり、疲れた状態が続いたりすると低下するそうですが、そう考えると不健康ですよね。ですので、できるだけ話し合いの機会をもってみることもおすすめします。
ただし、浮気の可能性がある場合は、パートナーに相談する前に信頼のある探偵に相談することをおすすめします。
あきらめないでぜひゆっくりと取り組んでくださいね。

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